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2021.2.3 05:00

【きさらぎ賞】前走逸走のランドオブリバティ不安一掃!

心機一転だ。ハミを替えてランドオブリバティが仕切り直しの一戦に向かう

心機一転だ。ハミを替えてランドオブリバティが仕切り直しの一戦に向かう【拡大】

 今週の中京日曜メインきさらぎ賞で、ランドオブリバティが汚名返上に燃えている。前走のGIホープフルSでは、2番人気に支持されながら4コーナーで外に逸走。制御不能となって騎手を振り落とし、競走を中止した。陣営は調教や馬具の工夫で悪癖の矯正を図っており、まともに走れば巻き返しは十分だ。

 もう悪夢は繰り返さない。ホープフルSで競走中止のアクシデントに見舞われたランドオブリバティが、中京で仕切り直しの一戦に挑む。

 「能力はあると思っているし、難しい面があることもわかった。ゴールしていないので偉そうなことは言えないけど…」

 鹿戸調教師は悔しさをグッと飲み込んだ。前走は押し出されるようにハナへ。余力十分に勝負どころを迎えたが、4コーナーで急激に外へ逸走。外ラチ沿いで三浦騎手を振り落としてしまった。

 気性的な難しさを露呈した形だが、「いろんな要因があると思う。一つだけじゃない」とトレーナー。中間は不安要素を摘むために調整を工夫してきた。美浦トレセンの北C、南W、坂路とさまざまなコースで追い切りをこなし、単走や集団走などパターンに変化をつけた。そして、ハミもリングハミからジェーンビット=別掲=に変更。その効果があって、先月20日に平地調教再審査を無事にクリアした。「ハミを替えた効果はあると思います。落ち着いているし、体も締まってきた」とムードは上々だ。

 復帰の舞台にはきさらぎ賞を選択。同じ左回りで14日東京の共同通信杯も候補に挙がったが、少頭数となる可能性が高く「スローペースになるのは嫌。中京の2000メートルなら1コーナーまでの距離が短くてペースが流れる(速くなる)ので」。速い流れなら集中して走れるはずという読みだ。同じ左回り2000メートルの新潟でデビューVを飾っているのも心強い。

 「まずは無事に走り切ってくれるのが一番。それでも、能力的にある程度の競馬はしてくれると思っています」

 トレーナーは控えめな口調の中にも確かな信頼感をにじませた。アメリカで芝GI2勝のドバウィハイツを母に持つ良血ディープインパクト産駒。芙蓉Sを3馬身半差で圧勝したように潜在能力も一級品だ。初タイトルを手にし、再びGIの舞台へ夢をふくらませる。(漆山貴禎)

★ジェーンビットとは?…通常のハミはハミ身(馬の口にくわえさせる部分)にジョイントがあって折れ曲がるが、ジェーンビットの場合は一本の棒状で口の外まで延長され、さらに下あごをくるむ金属枠がついている。てこの原理が働くため、軽い扶助で左右への動きを制御できる。モタれたりヨレたりする馬に効果的とされている。

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