夕刊フジの村瀬記者は、有馬記念をクロノジェネシスで勝った陣営の仕上げに期待してディクテイターを本命視する【拡大】
★京成杯
南 中山では皐月賞と同じ舞台のGIII。
村瀬 この世代ではダノンザキッドが一歩抜けた存在。始動は3・7弥生賞ディープインパクト記念か3・20若葉Sのようですね。ここの面々が本番を狙うなら相当強い勝ち方をしないと。
南 ワシは可能性に賭けて◎タイソウに注目。
村瀬 大層って意味なんですね。確かにフットワークがたいそう大きくて、名前はドンピシャ。
南 ええ勝ち方やったで。折り合いもつくし、早めに抜け出してソラを使う素振りも見せへんかった。いかにも中山2000メートル向きって感じ。
村瀬 時計は2分5秒7。ま、大幅に詰めてくるでしょうけど、テンのラップが速くなったときに楽に先行できるかどうか。ボクは◎ディクテイターにしようかな。
南 初戦は道悪でかわいそうやったけど、2戦目できっちり変わった。
村瀬 好位からしっかりと脚を使いましたね。ただ、ちょっと突っ張った走り。そこがどれくらい改善されるか。サンデーR&斉藤崇厩舎&北村友J、クロノジェネシス・トライアングルの仕上げに期待ですね。
南 グラティアスはレシステンシアの下で、父がダイワメジャーからハーツクライへ。タイプがえらいちゃうな。
村瀬 ええ。新馬戦では折り合いピタリで、2着馬が来たらまたグイッと伸びた。ただ、この馬も時計短縮がカギ。前半5F66秒1で、走破タイムが2分6秒2。ちょっと判断に迷います。
南 タイムトゥヘヴンは有馬前日の前走が8馬身差の圧勝。
村瀬 北村友Jの序章だったのかもしれませんね。ただ、相手が強かったかとなると…。それなら新馬勝ちの内容が完璧だったヴァイスメテオールかな。サトノクラウンの下シテフローラルを待って完封したんだからなかなか。あとは東スポ杯2歳S4着のプラチナトレジャー、牝馬ながら未勝利勝ちに味があったミヤビハイディとか。
南 うーん、難解やな。週末まで考えるわ。
(夕刊フジ)