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2020.11.19 17:06

相沢師コラム・トレセン365日WEB版(134)~距離延長で輝け・シャイニングパール

エリザベス女王杯をラッキーライラックで制して、早くも今年のGI6勝目を挙げたクリストフ・ルメール騎手

エリザベス女王杯をラッキーライラックで制して、早くも今年のGI6勝目を挙げたクリストフ・ルメール騎手【拡大】

 先週のエリザベス女王杯はラッキーライラックがV。テン乗りで史上4頭目の連覇に導いたのはクリストフ・ルメール騎手でした。早め先頭から押し切る“神騎乗”で早くも今年のGI6勝目。先月の菊花賞ではアリストテレスでコントレイルの3冠を阻止するかという惜しい2着もあり、手のつけられない強さです。

 ただ、昨今のコロナ禍の影響を受け、海外の一流ジョッキーが短期免許で来日できないことも一因となっているように思います。昨年はこの時期にスミヨン、マーフィーといった腕達者がいましたから。本来なら日本人ジョッキーにチャンスが来てもいいはずなのですが、全部ルメール騎手に持っていかれています。おかげさまでコロナ禍にあっても馬券の売り上げは好調ですが、あまりルメール騎手の“一人勝ち”が続くとファンに飽きられてしまわないか心配です。何事も強力な対抗軸が存在しないと面白くありません。日本人ジョッキー、特に関東の若手の頑張りに期待したいですね。

 ウチの(石川)裕紀人は先週まで12勝止まりで、私の勝ち星(20勝)を下回っています。せめて自厩舎の倍くらいは勝ってくれないと話になりません。彼には23日(月)の東京4R(2歳未勝利、芝2000メートル)のシャイニングパールで奮起してもらいましょう。初戦は4コーナー18番手からいい脚を使って6着まで押し上げました。気難しい面がありますが、ゴールドシップ産駒だけに2ハロン延長はプラスに出るはずです。中間の攻め気配も悪くないですし、うまく馬群をさばければチャンス十分だと思いますよ。

相沢 郁(あいざわ・いくお)

 1959年6月19日生まれ。北海道出身。麻布大学獣医学部で獣医師免許を取得。98年に厩舎を開業。初年度からウメノファイバーが京王杯3歳Sを優勝し、翌年にオークス制覇。2012、13年にJRA賞優秀調教師賞を受賞。これまでにJRA重賞18勝をあげている。趣味はお酒。