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2020.11.18 04:50

【田辺裕信 ゆる~い話】馬にも専用のシャンプーがあります

田辺裕信騎手

田辺裕信騎手【拡大】

 人がお風呂に入って体を洗うように、ほとんどの競走馬たちも調教終了後などにシャワーを浴びて、体を洗われています。以前は“ムダワラ”と呼ばれる寝ワラの余ったもので、体を擦るのが主流とされていたようですが、いまは馬専用のシャンプーなどで体を洗うのがほとんど。加えて、脚元には消毒の薬を水で薄めたものをかけたりして、清潔さが保たれています。

 人のシャンプーはいい香りがしますが、残念ながら馬のシャンプーは、ほとんど香りがしません。脚元を消毒する薬も、禁止薬との関係があるために、競走馬理化学研究所の検査に合格して販売を許可された製品しか使用されていないはず。

 乗っていて、いい香りがした経験は僕にはありません。ただ、手入れがされていない馬は独特の臭いがします。かいた汗が固まったり、寝ワラの上で寝転んで汚物などが付いたりして、そのままの状態だと独特の臭いがします。

 臭いばかりでなく、そのままであれば、そこから皮膚病につながることもありますので、やはり清潔な状態に保たれていた方がいいのです。最近は清潔さが保たれているのが当たり前となっていますので、乗っていて臭いが気になる馬はほとんどいません。

 寒くなっていくこれからの時期は、なかなか乾きづらいので、体を洗うのも毎日ではないかもしれませんけど、それでも拭かれたり、擦られたりしているからなのでしょう、独特の臭いを感じることはほとんどないですね。 (JRA騎手)