現役時代にオークスを5勝した嶋田功さんが死去したことが分かった【拡大】
騎手時代に中央競馬で活躍した嶋田功元調教師が19日、東京都内で亡くなったことが分かった。74歳だった。死因は不明。
嶋田さんは1964年に騎手デビュー。歴代最多のオークス5勝を挙げ“牝馬の嶋田”と呼ばれた名手で、73年の日本ダービーではタケホープに騎乗し、当時“アイドルホース”として絶大な人気を誇ったハイセイコーを破った。88年に騎手を引退。その後は調教師に転身し、2012年に勇退した。騎手として通算7326戦951勝(うち重賞52勝)。調教師では通算4431戦277勝(うち重賞4勝)の成績を残した。
実弟で同じく元調教師の嶋田潤さんはこの日、「先々週に会ったときに『また暮れに来る』と伝えて別れたのが最後。ぜんそくがひどくて苦しんでいたようだった。本当に信じられない」と無念の思いを語った。葬儀はあす20日、都内の斎場で行われる。