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2020.9.17 04:57

【ローズS】リアアメリア逆襲の秋 最後の1冠奪取へ鋭伸

リアアメリアは栗東芝コースで追い切った。オークス以来だが切れ味は健在だ。

リアアメリアは栗東芝コースで追い切った。オークス以来だが切れ味は健在だ。【拡大】

 秋華賞トライアル・ローズSの追い切りが16日、東西トレセンで行われた。栗東では、オークス4着以来のリアアメリアが芝コースでラスト1ハロン11秒6の鋭い伸び。2歳時にクラシック最有力候補と呼ばれた逸材が巻き返しムードだ。アブレイズが栗東坂路で3週続けていい動きを見せ、調教評価『S』となった。

 活気あふれる動きで好仕上がりをアピールした。オークス4着以来のリアアメリアが、栗東の芝コースで鋭い伸び脚を披露。またがった川田騎手が好感触を伝えた。

 「順調に夏を過ごせた感じです。調教の雰囲気はすごく良かったので、あとはそれを競馬で出せれば」

 朝一番の芝コースに登場。程よい気合乗りで、道中は人馬の呼吸を確かめながら丁寧に進んだ。直線に向いて自然とギアを上げると、馬なりでラスト1ハロン11秒6。全体時計こそ5ハロン70秒4と控えめだが、13日にCWコースで6ハロン82秒4をマークしており、予定通りの調整。見届けた中内田調教師も納得の表情だ。

 「日曜の時点でCWでしっかり負荷をかけているので、ジョッキーに感触を確かめてもらう程度で十分です」

 デビュー2連勝でアルテミスSを制し、クラシック最有力候補と呼ばれた好素材。1番人気に推された阪神JFで6着、続く桜花賞は重馬場に泣いて10着に終わったが、オークスでは上がり3ハロン33秒7の末脚で勝ち馬デアリングタクトから0秒3差の4着に奮闘した。「得意な距離でなかったとはいえ、この子の競馬をしてくれました」と指揮官。粗削りな面は残すが、自分のリズムで走れれば脚力は世代上位だ。

 ノーザンファームしがらき(滋賀県)で充実の夏を過ごし、心身ともにパワーアップ。「体がしっかり増えて、大きくなって帰ってきました。もともと見栄えのする女の子でしたが、さらに良く見せるようになっています」と中内田調教師。ローズSでは2012年以降の過去8年で6勝のディープインパクト産駒。川田騎手とともに、昨年のダノンファンタジーからの連覇がかかるトレーナーは期待を込めた。

 「しばらく勝ち鞍から遠ざかっていますが、この舞台でリアアメリアの走りを見せてくれれば」

 何としても欲しい最後の1冠へ。ディープの血を引く才女が、秋の好発進を決める。(斉藤弘樹)

★ローズSの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載