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2020.7.30 16:21

相沢師コラム・トレセン365日WEB版(118)~好相性の丹内騎手で巻き返し・リープフラウミルヒ

2走前の福島牝馬Sで13番人気ながら2着に導いた丹内祐次騎手に手綱が戻るリープフラウミルヒ 

2走前の福島牝馬Sで13番人気ながら2着に導いた丹内祐次騎手に手綱が戻るリープフラウミルヒ 【拡大】

 きょう30日にブラックホールが札幌競馬場へ入厩しました。日本ダービー7着後は北海道浦河町の吉澤ステーブルでリフレッシュ。馬体はそれほど変わった感じはしませんが、いい休養になったはず。今後は札幌記念(8月23日、札幌、GII、芝2000メートル)から菊花賞(10月25日、京都、GI、芝3000メートル)に直行する予定です。

 先週も触れたように今年の札幌は函館をトレセン替わりに使えないので調整が難しく、関西のある調教師とも「函館のWコースが使えないと新馬とかはやりづらい」と意見が一致しました。開幕週から頭数がそろわなかったですし、今後どうなっていくかが心配です。ただ、ブラックホールの場合は脚元に不安がないので、札幌でも問題なく調整できるはずです。今年はGI級のメンバーも少ないようですし、昨年重賞(札幌2歳S)を勝っている相性のいいコース。好結果を出して秋につなげてもらいたいと思います。

 今週は8月2日のクイーンSにリープフラウミルヒが挑戦します。前走・マーメイドSは11着。あまりジョッキーのせいにはしたくありませんが、テン乗りだった鞍上が掛かるのを恐れるあまり、後手に回ってしまった印象です。その点、全3勝を挙げ、2走前の福島牝馬Sでも2着に導いた丹内騎手に手綱が戻るのは好材料。函館2歳Sをリンゴアメで勝つなど、今年の北海道シリーズで好調なだけに一発を期待したいですね。札幌は3戦2勝の得意コースですし、メンバーも手頃。私も丹内騎手も北海道出身ということで、道産子コンビで頑張りたいと思います。

■相沢郁(あいざわ・いくお)

 1959年6月19日生まれ。北海道出身。麻布大学獣医学部で獣医師免許を取得。98年に厩舎を開業。初年度からウメノファイバーが京王杯3歳Sを優勝し、翌年にオークス制覇。2012、13年にJRA賞優秀調教師賞を受賞。これまでにJRA重賞18勝をあげている。趣味はお酒。