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2020.6.27 11:09

【BLOOD】良牝血統に支えられたバゴ産駒クロノジェネシス

クロノジェネシス

クロノジェネシス【拡大】

 かつては春のGPといわれていたが、温暖化で暑くなる時季が早まってからそぐわなくなった。そしてこんな蒸し暑い季節に多くの一流馬は休養する。加えて非根幹距離の2200メートル。これらが宝塚記念を特異なGIとしているのだが…。

 そのためか、やはり梅雨時季らしく、スピード型のSS系が苦手とするGI。SS系はSS系でも、ステイゴールドやハーツクライなどパワーも持ち合わせる系統なら勝ち切りもするが、ディープインパクトなど当代一の種牡馬でも、スピードや切れのある馬には向かない。ディープ産駒で唯一勝っているマリアライトは、ダートの強豪や重巧者が並ぶバリバリの重向きな母系に支えられての勝利だったといえる。

 そんなこんなも踏まえて、本命はクロノジェネシスとする。当欄ではおなじみの馬ではあるが、バゴ産駒だ。ナシュワンを通じたブラッシンググルームの良さが非常に出ているといえ、もちろん半姉ノームコアや、近親にフサイチエアデールなどが出ている良牝系に支えられている面もある。数年前までは宝塚を牝馬が勝ったらたまげていたが、昨年のリスグラシューにしろ、牡馬に伍して戦える馬が出てくればその限りではない。

 相手も牝馬のラッキーライラック。一時のスランプを脱して再び上昇気配。父オルフェーヴルということは、このレースが得意な、というかコーナー4つのレースで強みを発揮できるステイゴールド系。米国由来の母系はやや淡白な気がしないでもないが、好調時の今なら、そんな問題も吹き飛ばせそうだ。

 なんだかんだいいながら、3番手をトーセンカンビーナ、4番手をグローリーヴェイズというディープインパクト産駒にしたのは、やはり母系のアシストがあるかと睨むからだ。前者の母父ホークウイングはウッドマン系、後者の母父はスウェプトオーヴァーボードと、いずれもミスプロ系でダートでも力を発揮できるタイプ。後者はメジロ牝系でもあり楽しみだ。(夕刊フジ)

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