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2020.5.21 16:04

相沢師コラム・トレセン365日WEB版(108)~ベストの舞台で関東馬同士なら!・レノーア

相沢郁調教師

相沢郁調教師【拡大】

 先週は17日の東京3R(3歳未勝利、ダ2100メートル)でカッティングロックが勝ち上がってくれました。8番人気の低評価でしたが、道中最後方からのごぼう抜き。距離延長がはまりました。騎乗していた井上敏樹騎手は今年の初勝利。ウチの(石川)裕紀人と競馬学校で同期だったこともあって、チャンスをあげようと声をかけました。一時期は栗東に滞在するなど試行錯誤していますが、なかなか騎乗馬に恵まれない現状です。でも、まだまだ若いのだから努力すれば成績は上がってくるはず。今回の勝利がいいきっかけになればいいですね。皆さんも応援してあげてください。

 さて、早いもので函館競馬の開幕日(6月13日)まで1カ月を切りました。現状ではカレンダー通りの開催を予定していますが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、かつてない厳戒態勢が敷かれそうです。厩舎関係者は競馬場の出入りの際に必ず記帳し、午後8時の門限を厳守。家族を呼び寄せることも禁止になりそうです。北海道は緊急事態宣言下にありますし、そうした状況で美浦や栗東から多くの関係者がやってくることを決して歓迎しない地元住民の方もいらっしゃると思います。そうした方々へ最大限の配慮を行ったうえで粛々と競馬開催を進めていきますので、何とぞご理解のほどよろしくお願いいたします。

 今週は24日東京・フリーウェイS(4歳上3勝クラス、芝1400メートル)のレノーアに期待します。前走・節分S(11着)は府中のマイルでは厳しかったですね。やはり、ベストは今回の1400メートル。しかも、東西間の移動が制限されているため、関東馬同士と組み合わせにも恵まれています。いい状態をキープできていますし、ハンデも53キロ。ここで何とかしておきたいですね。2頭出しで挑む来週の日本ダービーへ、弾みをつける勝利を飾ってほしいと思います。

■相沢郁(あいざわ・いくお)

 1959年6月19日生まれ。北海道出身。麻布大学獣医学部で獣医師免許を取得。98年に厩舎を開業。初年度からウメノファイバーが京王杯3歳Sを優勝し、翌年にオークス制覇。2012、13年にJRA賞優秀調教師賞を受賞。これまでにJRA重賞18勝をあげている。趣味はお酒。