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2020.2.10 18:19

【リレーコラム】東京サンスポ~シングンオペラ産駒の今後に期待by漆山貴禎

最優秀障害馬に輝いたシングンマイケル

最優秀障害馬に輝いたシングンマイケル【拡大】

 やや旧聞に属する話だが、先月27日に行われたJRA賞授賞式を取材してきた。どこか“優等生”的なコメントが並ぶなか、会場を最も沸かせたのが最優秀障害馬に輝いたシングンマイケル(美浦・高市圭二厩舎、セン6歳)の伊坂重憲オーナー。大相撲初場所で劇的Vを飾った徳勝龍のスピーチをもじって「ここに私がいていいんでしょうか?」と話して笑いを取ると、今季初戦に予定している阪神スプリングジャンプ(3月14日、阪神、J・GII、直線芝3900メートル)に向けて「皆さんが一番望んでいるのはオジュウチョウサンとの対決でしょう。そこで必ず雌雄を決します!」と高らかに宣言した。

 シングンマイケルは、その父のシングンオペラも伊坂オーナーの所有馬。2000年に船橋・岡林光浩厩舎所属でデビューし、のちに高市厩舎に転厩。アルゼンチン共和国杯3着など重賞でも好走しながら、2勝目を挙げられないままけがのために引退。その後は個人所有で細々と種牡馬生活を送り、数少ない産駒から孝行息子のマイケルが出現した。「まるで奇跡が起きたようで本当にびっくり。高市先生との20数年の執念が実りました」というのは偽らざる本音だろう。

 今週16日の共同通信杯(東京、GIII、芝1800メートル)には、伊坂オーナー&高市厩舎のシングンオペラ産駒、シングンバズーカ(牡3歳)が出走予定。昨夏に高市調教師から「まだ太いけど、いい背中をしている。ちょっと面白いよ」と聞かされてから気になっている存在だ。初Vを挙げるまでに5戦を要したが、うち4戦で上がり3ハロン最速をマークしており、末脚には非凡なものがある。父が19年前に4着と健闘したレースで、どんな走りを見せてくれるか楽しみだ。父は昨年、この世を去っており、後継としての期待もかかる。令和のシンデレラストーリーには、まだまだ続きがありそうだ。

漆山貴禎(うるしやま・きよし) 東京サンスポ記者 

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馬連・3連単

プロフィル

1981年生まれ、山形県出身、O型。東京大学文学部卒。一日のレースから、配当的な妙味も考慮して“最も買いたい”1鞍を厳選。美味しい馬券をお届けします!

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データ分析と関係者取材で得た情報をバランス良くミックスさせ、的中を目指す。〝2、3着には来るが、ほぼ勝たないであろう1番人気馬〟を探すのが3連単的中の近道と信じる。

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