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2020.1.14 15:54

【リレーコラム】東京サンスポ~寒い中で走る馬と騎手へエールをby片岡

片岡良典記者

片岡良典記者【拡大】

 2020年の中央競馬が中山と京都で5日間ずつ終了した。正月らしいというか、変則開催でもあり、各陣営は馬の調整が難しいのだろう。馬券的にも結構荒れている印象があり、記者も苦戦を強いられている。

 だが、それ以上に気になるのが中山での落馬の多さだ。初日の5日には中山7Rで大塚海渡騎手と三浦皇成騎手が直線で落馬。大塚騎手は頭部外傷、脳挫傷の疑いで入院中。関係者によると意識はあるそうだが、復帰までには時間がかかりそうな状況だ。

 三浦騎手は左橈(とう)骨、尺骨遠位端、左手月状骨の骨折と左側胸部打撲が判明したが、3月中の復帰を目指すという。先週12日の中山4Rでは人馬転倒で難波剛健騎手が右鎖骨遠位骨幹部骨折、13日には中山2Rで菅原明良騎手が騎乗馬が故障して転倒。骨折はなかったようだが、腰椎、右股関節挫傷と診断されている。

 ジョッキーは華やかな半面、大けがと背中合わせの危険な職業でもある。競馬に乗ったこともない記者が言う立場ではないかもしれないが、気をつけて乗ってもらいたいと思う。

 うれしい話もこの2週間で多くあった。藤田菜七子騎手が11日の中山6Rでエンドーツダに騎乗し、JRAと地方交流を合わせて101勝目をマーク。これで見習い騎手の措置が外れて、今週からは重賞・特別を除き、女性騎手限定の2キロ減の恩恵のみとなる。

 昨年はJRAで自己最多の43勝を挙げてフェアプレー賞を受賞した。小倉開幕の18日に行われる愛知杯ではカレンシリエージョに騎乗予定。現地に滞在して、あと8勝に迫ったJRA通算100勝を狙っている。現役最年長の柴田善臣騎手(53)はJRA通算2万1000回騎乗となった13日の中山10RをVで飾るなど、若手や中堅に負けず、ベテランも頑張っている。

 今週から3場開催となり、馬券を購入できるチャンスも増える。予想も馬券も今ひとつで、2年続けておみくじで“凶”を引いた記者は出口が見つからない暗闇をさまよい続けているが、厳冬期でも頑張って走る馬と寒いなかでも薄着でたくましく乗っているジョッキーを応援してあげてください。

片岡良典(かたおか・よしのり) 東京サンスポ記者 

取材・直感

本命時々大穴

単複・馬連

プロフィル

1968年生まれ、京都出身。3年間の牧場勤務を経て、94年3月から関東競馬エイトの想定班でデビューし、2001年5月から東京サンスポに移籍。現在は若手に「働け~」と檄(げき)を飛ばしながら自身も老体にムチ打つ? 目標は水戸万助先輩のように70歳まで現役記者!

予想スタイル

子供の頃から根っからの競馬オタク。これが案外武器になる。コテコテの関西弁で昭和の匂いを漂わせながら「どうなん? ええの? 勝負になるの?」とせっせと独自のスタイルで取材を重ねる浪漫人情派。勝ってほしい馬に◎が本音。馬券は単勝、複勝が基本であとは馬連を少々。

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