【東西現場記者走る】レシステンシア、速さが魅力

2019.12.3 05:07

 密着取材でGI勝ち馬を探る連載『東西現場記者走る』。阪神JFは、昨年の◎、△△、○など3年続けて馬券プレゼントに成功している東京サンスポ・千葉智春記者(35)が担当する。栗東トレセンで迎えた初日は、ファンタジーS勝ち馬レシステンシアに注目。好タイムで前哨戦を制したが、初めてのマイル戦への手応えは? 陣営を直撃した。

 秋GI開幕から本命馬が5戦続けて連対した。マイルCS10着で途絶えたが、ジャパンC3着、チャンピオンズC2着と波は戻ってきている。そこにきて阪神JFは、サンスポに所属した2016年から3年連続で馬券プレゼント成功。勢いを取り戻すにはうってつけだ。

 今回は、勢いのある2戦2勝の重賞優勝馬が3頭参戦。リアアメリア(アルテミスS)、ウーマンズハート(新潟2歳S)は、ともに強烈な末脚の持ち主だが、ファンタジーSを制したレシステンシアにはかなりのスピードを感じる。初日はこの馬に注目した。

 あいにくの雨に迎えられたが、松下厩舎に着くと、幸運にも担当の金濱裕之厩務員とバッタリ。自己紹介すると「東京のサンスポだと、板津が先週来てたな。札幌にいたとき、うちの息子のことを書いてくれてさ」。ウェブのコラムで板津先輩が、息子で昆厩舎の金濱充志助手と担当するライトオンキューを取り上げたことを思い出した。同馬で先日の京阪杯を勝った愛息に「厩舎が替わって、あいつも運が強いよな」と誇らしげだった。

 “愛娘”レシステンシアにも大きな期待を感じている。ファンタジーSでは、3ハロン通過33秒7のハイペースを2番手で追走しながら、楽に1馬身差V。「難なくついていけたし、他の先行馬が崩れる中でよく粘った」。勝ちタイム1分20秒7も2006年アストンマーチャン(続く阪神JF2着)のレースレコード1分20秒3に次ぐものだ。

 一方で、気性面を危惧する。「乗った人間はみんな言うね。“違うな”って。新馬でもユタカ(武豊騎手)が返し馬で感じ取ってくれて、敏感な面が悪く出ないように乗ってくれた」。ゲート内でも力みを感じさせるため、ここ2週は駐立の練習も入念に消化。そのうえで、1ハロン延長にも「やってみないと分からないけど、辛抱してくれそう」と期待をかける。

 「あとは枠。やっぱり内めの方がいい」と金濱厩務員。気性面やスピードを思えば、内枠が理想だろう。他の重賞馬2頭とは異なる持ち味=先行力に魅力を感じつつ、週末の枠順決定まで見定めたい。(千葉智春)

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