2019.12.3 05:05
総合力が求められる阪神の外回りコース。2歳牝馬にとっては底力が重要な条件といえる。
ヤマカツマーメイドは、スピードの持続力とパワーに優れた血脈。キングカメハメハを父に持つ半兄のヤマカツエースは重賞を5勝し、GIの大阪杯でも3着に入っている。
本馬は父がスプリント、マイルのGIを6勝したロードカナロアに替わり、中距離で活躍した兄より短い距離に適性がありそうで、マイルあたりがベストかもしれない。また祖母のイクセプトフォーワンダはカナダGIII勝ちで、近親にも英、米の重賞ウイナーが出ているように、母系は活力に富んでいる。直線に坂があり、しぶとさを生かせる阪神コースはプラスに働きそう。
同舞台で圧倒的な強さを誇るディープインパクト産駒のリアアメリアも上位。母リアアントニアは、米GI・BCジュベナイルフィリーズの勝ち馬。スピード能力の高さと完成度では、この時期の同世代では一枚上の存在だ。