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2019.12.2 14:32

【阪神JF】レース展望

昨年のダノンファンタジーに続く厩舎の連覇を目指すリアアメリア

昨年のダノンファンタジーに続く厩舎の連覇を目指すリアアメリア【拡大】

 8日は阪神競馬場で2歳女王決定戦、阪神ジュベナイルフィリーズ(GI、芝1600メートル)が行われる。無敗の重賞ウイナー3頭をはじめ、阪神競馬場開設70周年記念に粒ぞろいの乙女が顔をそろえた。

 リアアメリア(栗東・中内田充正厩舎)は、6月1日に行われた今年最初の新馬戦(阪神芝1600メートル)を8馬身差で圧勝。しかも、川田将雅騎手が「わざと出遅れて後ろからの競馬を練習させました」というのだからスケールが違いすぎる。休み明けの前走・アルテミスSは馬体が20キロ増の482キロのうえ、頭を上げるなど力みっぱなし。それでも上がり3ハロン最速の33秒0の豪脚で、最後方からライバルをごぼう抜きにした。11月28日の1週前追い切りはCWコースでラスト1ハロン11秒2(同6ハロン83秒3)と極上の瞬発力を披露。ひと叩きされての確かな上積みを示している。中内田充正調教師は「中間も順調。(前走後に)減った体は戻っています。阪神のこの条件で勝っていますし、前走からも楽しみですね」と余裕のコメント。昨年のダノンファンタジーに続く厩舎の連覇へ、視界良好だ。

 ウーマンズハート(栗東・西浦勝一厩舎)は新潟芝1600メートルで2戦2勝。初戦を上がり3ハロン32秒0と驚異の末脚で突き抜けると、続く新潟2歳Sも牡馬を同32秒8で一刀両断にした。今回は3カ月ぶりになるが、10月下旬から山のように乗り込みを消化。27日はCWコースで6ハロン83秒0-12秒2(強め)をマークし、3頭併せで最先着を果たした。「いい動きだった。右回りは初めてだが、けいこの感じからはこなせる。直線の坂でも脚を使えると思う」と西浦調教師。鞍上には馬主ゴドルフィンの欧州における主戦、ウィリアム・ビュイック騎手を据えて女王の座を狙う。

 レシステンシア(栗東・松下武士厩舎)は、京都芝1400メートルで新馬戦→ファンタジーSを連勝。前走は前半3ハロン33秒7のハイペースを2番手追走から押し切り、優れた持続力を証明した。母マラコスタムブラダはアルゼンチンで芝2200メートルのGIを制しており、1ハロン延長にも対応できるはずだ。1週前は坂路で4ハロン52秒7-11秒9の好反応を示し、松下武士調教師は「体重こそ変わりませんが、体つきはすっきり。いい状態をキープ」と仕上がりに自信を見せる。

 クラヴァシュドール(栗東・中内田充正厩舎)も魅力的な存在だ。牡馬相手の前走・サウジアラビアロイヤルCはレコード決着の2着に終わったが、上がり3ハロン33秒1は勝った牡馬のサリオスと同じ。走破タイム1分32秒9は3週後のアルテミスSより1秒4速かった。牝馬同士なら頂点を狙える位置にいる。

 関東代表はマルターズディオサ(美浦・手塚貴久厩舎)。初戦こそウーマンズハートに屈したが、その後はマイル戦を連勝してきた。キズナの初年度産駒がいきなり父にビッグタイトルを届けるか。

 近年、当レースと好相性のアイビーSで2着に入ったクリスティ(栗東・杉山晴紀厩舎)も争覇圏内。久々のアルテミスSをひと叩きされたオープン勝ち馬2頭、オータムレッド(美浦・手塚貴久厩舎)、ルーチェデラヴィタ(栗東・西村真幸厩舎)も上位進出を目指す。

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