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2019.11.14 11:52

【リレーコラム】関東競馬エイト~鬼の居ぬ間に!?by鈴木亨

鈴木亨TM

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 ようやく今週で秋の裏開催(新潟&福島)が終わり、来週は東京&京都の2場開催。東京はジャパンCウイークのため、多数の外国人を含めリーディング上位のジョッキーが東京に集結。ということは馬のローテーションをジョッキーに合わせるため、各陣営の有力馬も多数スタンバイ。要するに、来週より今週の方がメンバーは楽、ということに。私が担当する厩舎は“鬼の居ぬ間に-”ではありませんが、想定の段階では大挙出走を予定しています。よって、水曜の午後回り取材も分刻みの対応でしたが、そのぶん、各陣営からは“おいしい話”が聞けました。

 竹内正厩舎は9頭(水曜の段階)。なかでも力が入るのは2歳未勝利戦。ユタカサン(東京ダート1600メートル)は引き続き吉田“豊”騎手が騎乗。「初戦は若さを露呈して大出遅れも、しまいの脚は秀逸。もともとゲートは速いし、使って精神面がしっかり」。ルヴァンヴェール(東京ダート1300メートル)は「初戦は精神的に追い込まれた状態も4着。ひと息入れたことで気持ちにゆとりが出た」と竹内正師。早くから三浦皇騎手に依頼して勝ちを意識しています。

 清水英厩舎は障害戦に全力投球の構え。パリカラノテガミ(東京・秋陽ジャンプS)は「カーッとなりやすいタイプだけど、中間は落ち着かせる調整を入念に。ひと叩きして背中の具合も格段に良化。そろそろかな」と清水英師は色気。

 武藤善厩舎は2勝クラスの実力馬ドリームスピリット(東京芝2000メートル)が立て直しに成功。「函館初戦は鼻出血を発症しながらも2着。前走はその影響が残っていたようでまったく競馬にならなかったからね。夏場も良くないタイプなので、ここにきて気配は格段に良化。大跳びで舞台もぴったり」と武藤善師。

 高橋祥厩舎は新馬戦に妙味。パシスタ(東京ダート1400メートル)は「母父がサウスヴィグラス。馬格もあって力強い走りからはダートの短距離はぴったりの印象。前向きな気性でゲートは速いし、追ってからもしっかり。走りそうだよ」と高橋祥師は笑顔。

 中川公厩舎は東京と京都の2頭。2歳未勝利のバーンパッション(東京ダート1300メートル)は「前走は思惑通りダートで一変。さらに上昇!」。準オープンのシアーライン(京都・西陣S)は「前走は重馬場で外枠はきつかったし、ブリンカーを外したことで気持ちも入らずに出遅れ(5着)。今回は再びブリンカーを装着し、癖を知るルメール騎手に戻るからね。当然、叩いた効果も大」と篠島調教助手。

 最後は先週の福島記念で、開業2年目にして重賞初勝利を挙げた林徹厩舎。2歳未勝利の2頭が好感触で、チュウワジョーダン(東京芝1600メートル)は「牧場でかなり乗り込んできたし、体つきにボリューム感も出て成長一途。初戦(4着)以上のパフォーマンスは見せられる」。ボントンルレ(東京ダ1600メートル)は「使うごとに集中力が増して、前走はゲートを出た方(4着)。中間も精神面は安定しているし、追わせる岩田康騎手とも手が合いそう」。厩舎の勢いにも注目したいですね。

 これだけの情報は最近では珍しいことで、本番のマイルCSを前にどれだけ儲けられるのか? もうすぐ冬将軍もやってきます。懐を暖めるには絶好の機会です!

鈴木亨(すずき・とおる) 関東エイト想定班 

取材・前走

中穴

単勝・馬連

プロフィル

1972年生まれ、北海道出身。2003年にTMデビュー。現在は想定班を担当。高校時代はアマチュアレスリング部に所属、大学時代には世界13カ国を放浪した異色の経歴を持つ。そこで養われた精神力を武器に、突撃(?)取材を得意とする。第1回エイト最強王決定戦・関東王者。

予想スタイル

想定班である以上、やはり重きを置くのは取材。調教師の公式コメントも大事だが、助手・厩務員からの〝裏〟情報をキャッチするのが勝ち組への最大の近道。

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