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2019.11.9 11:09

【BLOOD】クロノジェネシス底力発揮

クロノジェネシス

クロノジェネシス【拡大】

 古馬も含めた女王決定戦、だが、近年は性の枠を超えて活躍する牝馬が多いので、それに準ずる扱いになっている気がしないでもないGIだが、今年は面白いメンバーが集まった。

 本命はクロノジェネシスとする。バゴ産駒。牝馬で日本のGIを勝ったのは本馬が初めてだが、その父ナシュワン、さらにその父ブラッシンググルームの底力がいいほうに発揮された1頭ということだろう。母系にはフサイチエアデールの名も見えるし、何より母クロノロジストからはノームコア(父ハービンジャー)も出て、GI姉妹の母となり、これからますます発展しそうだ。実は外回りながらも後方一気の利きにくい2200メートルという距離設定からしても、好位につけられるこの馬の信頼度は高い。

 相手は2年連続2着のクロコスミアだ。2度あることは3度ある、ではないが、コーナー4つのコースはステイゴールドにとって最適なコース形態。父の成長力を持ち出すまでもなく、本馬も春には、古馬になって以降、あまり実績のなかったマイルGIで2着するなど、まだまだ力をつけている。するするとマイペースで行って「またか!」と思わせる場面があっても驚けないはず。

 3番手にスカーレットカラー。このところの充実ぶりが侮れない1頭。父ヴィクトワールピサはときに大物を出すし、母父ウォーエンブレムの意外性もあいまって、穴っぽい雰囲気が漂う。脚質が気になるところだが、そこは鞍上も考えていることだろう。

 オークス馬ラヴズオンリーユーは、そのオークス以来の一戦というのが気になる。ディープインパクト×ストームキャットのニックス配合を持ってしても、全兄を考えると2000メートルを超える距離では信頼性が落ちそう。3歳牝馬同士なら何とかなったが、対古馬、しかも休み明けということを加味すれば、全幅の信頼は置きにくい。(夕刊フジ)

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