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2019.11.7 05:01

【沢田康文の欧州リポート】来日希望デットーリに期待

JRAの競馬場でも、華麗なフライングディスマウントを見せてほしい

JRAの競馬場でも、華麗なフライングディスマウントを見せてほしい【拡大】

 5日のメルボルンCでランフランコ・デットーリ騎手(48)=イタリア出身、英国拠点=が騎乗停止処分を受けた。予定されていた今週末の日本での騎乗は流れたが、処分が解けた後は来日を希望しているといわれているので、そのときを待ちたい。

 “フランキー”の愛称で親しまれるデットーリ騎手は30年近く第一線を走り続け、世界で最も有名な騎手といえる。今年は自己ベストを更新する年間GI19勝を挙げる神懸かり的な活躍を見せている。GIは通算251勝。昨年の凱旋門賞でエネイブルが連覇したとき、クリンチャーに騎乗して道中、隣を走っていた武豊騎手がこう評していたのが印象深い。

 「エネイブルはかなり前向きな感じだったけれど、(ゲートから)出していってあのポジション(好位)でぎりぎりのところで抑えるフランキーは、改めてすごいと感じました」

 “彼だからこそ勝てた”という馬が、これまで何頭もいるのだろう。「フランキーが来るというのは、それだけ日本競馬が世界からも評価されている証し」と、武豊騎手は話す。

 陽気で明るく、ゴルフのタイガー・ウッズと同じように第一人者だけが持つ華がある。今回は初めて長期滞在しての騎乗で、その間は後輩のミルコ・デムーロ騎手の家にホームステイするという。JRAの競馬場でも、華麗なフライングディスマウントを見せてほしい。 (在仏競馬記者)