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2019.11.7 16:19

相沢師コラム・トレセン365日WEB版(81)今週もVの手応え~アリスブルー

相沢郁調教師

相沢郁調教師【拡大】

 11月2日の東京4Rで、先週こちらで推奨したビターエンダーがきっちり初勝利をあげてくれました。

 デビュー戦で決まらなかったスタートも改善されて、道中は好位で流れに乗って余裕十分に押し切り勝ち。期待していた通りの内容で、勝ちタイム(2分0秒3)も胸を張れるものだったと思います。

 しかもウチの厩舎、これが9月7日の中山6R(グリニッジシチー)以来、実に2カ月ぶりの勝利。月が変わってツキも変わってくれたのか、スタッフ一同、ようやくというホッとした気持ちでした。

 2カ月のあいだ、勝てそうな馬は何頭かいたのですか、あとひと押しが利かず苦戦しました。ただ、これまでの経験から、ダメなときほど焦ってはいけないと、いつも通りのやり方を心がけていました。すると、不思議なものでビターに続いて、翌3日の福島8Rではキタノオドリコが9番人気でV。やはり勝負の世界、こういう波のようなものがどうしてもあるんだなと、改めて感じました。

 ビターは今後、ひと息入れて来年1月の京成杯を目標にすることになりました。暮れのホープフルSで復帰するブラックホールも今月末には帰厩する予定ですし、2頭の2枚看板で、来春のクラシックを目指して行ければと思っています。

 それでは今週のおすすめを。10日の福島9Rを丹内騎手で出走を予定しているアリスブルーは前走、昇級初戦でいきなり2着と通用するところを見せてくれました。ひと息入っていますが、体質の弱さがあるので、逆にフレッシュなときのほうが動けるはず。2週連続Vへ、頑張ってもらいましょう。

■相沢郁(あいざわ・いくお)

 1959年6月19日生まれ。北海道出身。麻布大学獣医学部で獣医師免許を取得。98年に厩舎を開業。初年度からウメノファイバーが京王杯3歳Sを優勝し、翌年にオークス制覇。2012、13年にJRA賞優秀調教師賞を受賞。これまでにJRA重賞18勝をあげている。趣味はお酒。