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2019.10.8 12:00

【リレーコラム】週刊Gallop~カミナリとブリンカーと恐怖心by片山和広

片山和広記者

片山和広記者【拡大】

 最近の栗東はよく雷に襲われる。2週間ほど前にはトレセンの事務所に直撃して数十分、停電になる騒ぎがあった。トレセンの調教スタンドも見舞われて、電光掲示の温度計に不具合が生じた。

 先日、記者仲間と宿泊先の寮からコンビニに行ったときのことだ。買い物を終えて店を出ると、空模様がおだやかではない。ゴロゴロ鳴りはじめると、M記者は私の存在などお構いなしに、軽いキャンターでさっさと先を急いだ。取材で調教師を大勢で追いかけるときは、最後方で“牛歩戦術”を決め込む御仁にこんな脚力があったとは…。聞けば雷が大嫌いで、怖さが足を軽くさせたのだとか。

 競馬でも恐怖心を利用することがあり、ブリンカーもその一例だと聞いたことがある。周囲を気にして(物見して)走っている馬の横、後ろの視界を遮ると、そこに見えないことへの恐怖が生じる。すると、馬は視界が開けている前に逃げよう(走ろう)とするそうだ。例えば、ブリンカーが効きすぎるということは、その馬にとって視界が失われる恐怖が大きすぎるということなのだろう。

片山和広(かたやま・かずひろ) 週刊Gallop記者(大阪) 

血統

ワイド

プロフィル

1958年、福岡県生まれ。サンスポレース部記者、競馬エイト編集部デスク、トラックマン、サンスポレース部記者を経て、2017年4月から新天地の週刊Gallopで活躍中。座右の銘は「なんとかなる」。AB型。

予想スタイル

穴馬発見が主眼で、本命馬が3着までにくれば、99%目標達成だと思っている。重視するファクターは、その時々で異なるが、常に頭のなかに置いているのは血統。