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2019.9.11 05:01

【田辺裕信 ゆる~い話】ダート1200メートルデビューするディープ産駒見た記憶ない

田辺裕信騎手

田辺裕信騎手【拡大】

 この夏、ディープインパクトとキングカメハメハという日本競馬にとても大きな影響を及ぼした2頭が亡くなりました。

 競走馬としてもそうですが、種牡馬としても偉大だった2頭。産駒の特徴としては、走るディープ産駒は何しろ体の使い方が素晴らしいですね。体からはきゃしゃな印象を受けるんですけど、ものすごい加速でスピードに乗っていくことができるんですよね。そして、加速しているときの集中力がすごいんです。

 対してキンカメは、オールマイティーというか、ダートの短距離から芝の長距離まで、さまざまなタイプの産駒がいる印象です。実際に走ってみるまで分からないという感覚があります。

 ディープ産駒というだけで期待馬といった感じでしょう。ダート1200メートルでデビューする馬を見た記憶がありませんし、ほぼ全馬がクラシック路線という感じです。もちろんキンカメ産駒も期待される存在ですけど、こちらは条件を問わない、いろいろな可能性がありますからね。

 気性的にディープは、その父サンデーサイレンスが激しい気性の持ち主だったこともあり、受け継いだ部分があります。キンカメ産駒は総じて気性の激しい馬は少ない印象です。

 それぞれに日本競馬の歴史に大きく名前を刻み、後継馬を残しました。その血を受け継ぐ馬たちが、どのような活躍を見せ、さらに将来へ向けて血を残すのか。僕も騎手として、産駒たちに乗ることが楽しみですし、どんな馬が出てくるのか、心待ちにしたいと思います。 (JRA騎手)