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2019.9.10 12:00

【リレーコラム】週刊Gallop~音に敏感なサラブレッドby片山和広

片山和広記者

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 先日、午後回りの取材をしていたときのことだ。小雨模様の空から突然、大きな雷鳴が響いた。真上からと思うほどの音だった。するとその直後に、数頭の馬がいななきはじめた。相当驚いたのだろう。読者の方もご存じのようにサラブレッドは音に敏感な動物だといわれるが、それを改めて実感した。

 5年ほど前の冬のこと。前日から寒波が厳しく、厩舎の前のある水たまりに、きれいに氷が張っていた。「よく踏んづけて割ったもんだ」と急に子供のころを思い出して、足を乗せてみた。パキッを爽やかな破裂音。と、すぐさま「こらぁ!」という怒声が飛んできた。すぐ近くに馬がいることを忘れていた。「音は禁物」と知っていながら、ついつい…。わざとやったことを自覚していただけに、言い訳をすることもできず、ひたすら謝ったのをはっきりと覚えている。

 ジョッキーは、音に敏感であることを利用して馬を御すこともあるのだそうだ。ある騎手いわく「音に敏感すぎる馬には、声を出してハッパをかけることがある」。そんな方法があるとは、ついぞ知らなかった。

(週刊Gallop・片山和広)

片山和広(かたやま・かずひろ) 週刊Gallop記者(大阪) 

血統

ワイド

プロフィル

1958年、福岡県生まれ。サンスポレース部記者、競馬エイト編集部デスク、トラックマン、サンスポレース部記者を経て、2017年4月から新天地の週刊Gallopで活躍中。座右の銘は「なんとかなる」。AB型。

予想スタイル

穴馬発見が主眼で、本命馬が3着までにくれば、99%目標達成だと思っている。重視するファクターは、その時々で異なるが、常に頭のなかに置いているのは血統。

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