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2019.8.14 12:03

【佐藤洋一郎・馬に曳かれて半世紀(99)】「お盆休み」初日に大魚を逃したあ!これは奮起を促す戒めに違いない(1/2ページ)

8月10日に行われた阿蘇Sで波乱を演出した10番人気のアードラー(左、青帽)

8月10日に行われた阿蘇Sで波乱を演出した10番人気のアードラー(左、青帽)【拡大】

 最大9連休という「お盆休み」初日の10日、ガルフストリームの老人がしとめた巨大マーリン(カジキマグロ)なみの大魚を釣り落とした。その痛恨の顛末に込められていた夏競馬への想いを、また来る夏に思い返す敗戦記として書きとめておく。

 『【新潟11R・新潟日報賞】長岡の旅打ち(競馬)&大花火がキャンセルになり(今年は地元民さえ河川敷の枡席チケットが入手できないくらいに旅行・観光会社に席巻された)、夏の2カ月間、競馬取材で30年近く滞在して通い詰めた新潟祭り(大民謡流しなど)にも、長岡在住のF枝オーナーが引退して以来、疎遠になった。いまごろサンスポ前線部隊が投宿していた漁村・松浜の景気のいい樽砧(きぬたでタルを叩く)の♪トッテケテ、トッテケテ、トッテケテットテットットというお囃子にあわせた、ユーモラスなステップの盆踊りが熱気を帯びているにちがいない。佐渡おけさも松浜音頭も新潟甚句もすべて完璧に踊れるようになったが、今やってみろと言われると…忘れた。

 この時期、市内の行きつけの飲食店がほとんど休業(従業員慰安)しているため、帰省者が同窓会や法事などで使う地元の仕出屋やレストランの片隅でひっそりグラスを重ねて…明日、お盆競馬は荒れるぞぉ~と気勢をあげて、お盆中でも朝までやっていた古町のショットバーにタクシーを飛ばした(こともある)。

 新潟のお盆競馬が荒れるのは、お墓参りにかこつけた競馬好きのパパやお兄たちがどっと押し寄せて大枚を奮発するからでもある。ごっちゃんで~す!

 ◎(マルドン)アンブロジオは3歳の昨年でも2番人気に支持されて4着に奮闘している。次走も左回り7ハロンの東京で2着。季節・馬場・展開(Hペース)、そして成長力と新潟甚句のような追い風が吹いている。(15)単複連。

 小倉11R・阿蘇Sも小回りHペースで鬼脚がはまりそうな(6)アードラーの一発。逃げずにタメもきく★スズカフリオーソとの枠連(4)流し&(6)単複連。』(10日付・東京サンスポ「穴馬絞り」)

 新潟芝1400メートルフルゲート18頭には、若き日の武藤善則騎手(元調教師)が超大穴(馬連1700倍)をあけ、それを練馬歯科医師会(競馬好きの歯科医師たちと当時は弁護師だった小川敏夫参議院議員・副議長も参加していた)の神谷明正先生が単(万券?)複連でしとめて帯封を重ねて大はしゃぎした経緯もある。いかに広くて長い信濃川のような新潟の芝でも、内回りに18頭がひしめく1400メートルには、展開や枠順によって持ち味を出し切れない不運な馬、逆に思いもよらぬ流れのスキを突いて抜け出すような幸運児も出現する。ムトォ~!ヨシノリ~!はミドリちゃん(カメラマン・長岡緑)お気に入りの“ハンサム”で、雑誌の取材で新潟に滞在していたときにムトーを堅牢な塀舎から夜の巷に引っ張り出したりしていた。

 そのムトーの倅(雅騎手)がなんと今、横山典(14位)、藤田菜七子(13位)らを抑えて関東リーディングジョッキー11位にまで浮上している(8月11日現在)。

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