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2019.8.13 17:54

【リレーコラム】週刊Gallop~ある小さな墓標by片山

片山和広記者

片山和広記者【拡大】

 先日、和歌山県の高野山に行ってきた。曲がりくねった山道を上がっていくと突然、平たい土地が開け、門前町が見えてくる。晴れ渡った空だというのに、雷鳴が響いてくる。頭の上からではなく、横の方から。高野の寺は本当に高いところにある。

 奥の院に続く道にはたくさんのお墓がある。織田信長、豊臣秀吉のような歴史的人物、昭和のお笑い王・花菱アチャコさんの墓標、殉職した人たちの安寧を祈る企業が立てた慰霊塔もあった。弘法大師の教えの神髄は宗派を越えたところにあり、真言宗以外の宗派からキリスト教徒のものまで建てられている。

 いろいろ眺めていると、ある小さな墓標が目にとまった。そこには赤い字で「レッドオラシオン号」と印されている。名前から競走馬だということはすぐ分かった。おそらく、ひと口馬主の会員が建てたのだろう。調べてみるとまだ8歳で、北海道で元気に過ごしているそうだ。あくまで迷信だが、生前に墓を建てると長生きするという説もある。つくづく幸せな馬だと思った。

片山和広(かたやま・かずひろ) 週刊Gallop記者(大阪) 

血統

ワイド

プロフィル

1958年、福岡県生まれ。サンスポレース部記者、競馬エイト編集部デスク、トラックマン、サンスポレース部記者を経て、2017年4月から新天地の週刊Gallopで活躍中。座右の銘は「なんとかなる」。AB型。

予想スタイル

穴馬発見が主眼で、本命馬が3着までにくれば、99%目標達成だと思っている。重視するファクターは、その時々で異なるが、常に頭のなかに置いているのは血統。

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