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2019.6.26 05:02

【矢作芳人調教師 信は力なり】リスグラシュー海外遠征でたくましく(1/2ページ)

宝塚記念を制したリスグラシューの口取りにおさまる矢作調教師(左端)

宝塚記念を制したリスグラシューの口取りにおさまる矢作調教師(左端)【拡大】

 管理馬リスグラシューで宝塚記念を勝たせていただいた。ファン投票してくれた方、応援してくれた方々に厚く御礼を申し上げたい。欧州血脈で固めた母系にハーツクライの配合で、例年上がり時計を要する宝塚記念は適した条件のレースだと考えていたが、牡馬たちを3馬身ちぎったパフォーマンスは自分の想像を超えていた。

 一般に海外遠征帰りは調整が難しい。微妙に疲れが残るケースが多いし、脚元に不安が出る場合もある。今まで何度も経験してきたことである。ところが、今回のリスグラシューには全くそんな不安がなかった。昨年暮れと今年春の2回の香港遠征が彼女をたくましくさせたようだ。リスグラシューは2歳時から一貫して坂路中心に仕上げてきた。

 だが香港ではコースでの調整を余儀なくされるし、環境が異なる検疫厩舎にも入らなければならない。もちろんその間には航空機輸送もある。その経験があるから、いつもの厩舎で過ごし、いつもの坂路で調教された今回は馬がイージーに感じていたように思う。自然に馬の状態は上がっていったのだ。それにしても2~3歳時は東京に輸送するだけでも大きく馬体を減らして細くなっていた彼女が…その成長ぶりは驚異的でもある。

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