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2019.6.17 05:09

【函館スプリントS】カイザー、穴男・江田照で重賞初V

江田照騎手に導かれたカイザーメランジェが逃げ切りで重賞初制覇を飾った(撮影・浅野一行)

江田照騎手に導かれたカイザーメランジェが逃げ切りで重賞初制覇を飾った(撮影・浅野一行)【拡大】

 競走除外馬が6頭出て7頭立てとなった函館SSが16日に行われ、5番人気カイザーメランジェが逃げ切って重賞初制覇を飾った。サマースプリントシリーズ初戦を制した同馬の次のターゲットは、キーンランドC(8月25日、札幌、GIII、芝1200メートル)。2番人気アスターペガサスが2着、1番人気タワーオブロンドンは3着だった。

 6頭が競走除外となり、レース前には突然の大雨。波乱ムードが漂う中で躍動したのは、穴男・江田照騎手だ。5番人気のカイザーメランジェをアッと驚く逃げ切りに導いた。

 「小細工せずにスピードを生かそうと思っていました。最後はいっぱいいっぱいでもよく頑張ってくれました」

 好スタートを切ると迷わずハナへ。馬なりで直線に向くと、難なく後続の追撃を振り切った。鞍上にとっては2012年日経賞(ネコパンチ)以来の重賞V。右拳を握りしめてガッツポーズをつくると、テレビカメラに向かって「江田照男は生きてます!」と吠えた。

 こちらも15年フェアリーS(ノットフォーマル)以来の重賞勝利を飾った中野調教師は「前走で千直を使ったことで行きっぷりが良くなっていた。時計のかかる緩い馬場も合った」と勝因を分析した。

 今後は18日に放牧に出され、キーンランドCに向かう。父サクラオリオン、母の父サクラプレジデントも札幌で重賞V。ゆかりの地で再び花満開だ。 (漆山貴禎)

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カイザーメランジェ

 父サクラオリオン、母サクラジュレップ、母の父サクラプレジデント。鹿毛の牡4歳。美浦・中野栄治厩舎所属。北海道新ひだか町・谷岡スタットの生産馬。馬主は友水達也氏。戦績24戦5勝(うち地方1勝)。獲得賞金1億944万1000円(うち地方39万円)。重賞は初勝利。函館スプリントSは中野栄治調教師、江田照男騎手ともに初勝利。馬名は「オーストリア王の愛したコーヒー」。