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2019.3.21 16:22

相沢師コラム・トレセン365日WEB版(49)~好調3歳世代に今週も期待・ヘイワノツカイ

所属厩舎の馬で重賞初勝利を果たした石川裕紀人騎手(左)と相沢郁調教師

所属厩舎の馬で重賞初勝利を果たした石川裕紀人騎手(左)と相沢郁調教師【拡大】

 3月17日に行われたフジテレビ賞スプリングSでエメラルファイトが優勝し、目標だった(石川)裕紀人とのコンビで初めて重賞を勝つことができました。

 それにしても勝つときというのは、すべてがうまくいくものです。心配していたゲートをポンと出て、おまけに前も飛ばしていたので絶好の形でレースを運べました。ゴール前は自分も声が出ましたが、本当によくしのいでくれました。

 裕紀人も今回は毎日調教をつけて、よくやってくれました。実は前日、同じオーナー(高橋勉氏)のエメラルスター(鎌ヶ谷特別=10着しんがり)で消極的なひどい騎乗をしたので、思わず怒鳴りつけてやったのです。ここ一番で最高の仕事をしてくれましたが、もちろん慢心などせずに精進していってほしいものです。

 オーナーも初めての重賞制覇だったので、少しは恩返しできたかと思います。エメラルファイトの兄弟は一番上のエメラルエナジーもオープン入りしていて、スターも現在3勝と非常に優秀。決して血統馬ではない母のセトウチソーラーは、ある意味名牝と言えるのではないでしょうか。

 さぁ、次は皐月賞。僕自身、2005年のダンスインザモア(8着)以来の挑戦ですし、牡馬クラシックへの参戦を目標にやってきたので本当に楽しみです。2000メートルもぎりぎりこなせそうですし、混戦模様の今年ならチャンスはゼロじゃないはず。最高の状態に仕上げて、レース当日を迎えたいと思います。

 では今週のおすすめを。23日(土)の阪神6Rに出走するヘイワノツカイは今回、絶好調といえるほど具合がよさそう。阪神のコースも合うはずですし、鞍上もルメール騎手。今年、12頭が勝ち上がっている好調な3歳世代に今週も注目してください。

■相沢郁(あいざわ・いくお)

 1959年6月19日生まれ。北海道出身。麻布大学獣医学部で獣医師免許を取得。98年に厩舎を開業。初年度からウメノファイバーが京王杯3歳Sを優勝し、翌年にオークス制覇。2012、13年にJRA賞優秀調教師賞を受賞。これまでにJRA重賞16勝をあげている。趣味はお酒。