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2019.3.13 05:00

【田辺裕信 ゆる~い話】高知競馬でスタートやり直し、ゲートのなかで騎手は意外と大変

田辺裕信騎手

田辺裕信騎手【拡大】

 10日の高知競馬でゲートが開かず、スタートのやり直しというアクシデントが起きました。僕自身はスタートのやり直しをした経験はありません。

 地方競馬は、JRAと同じゲートのシステムを採用していない競馬場があります。JRAはフック状の金具が、スターターの操作で外れるシステムですが、一部の地方競馬は、フックはなく、電磁石の作用を利用するシステムです。

 どちらにしても、レース前に、2回開けてテストしていますので、本番で開かないケースはないはずです。詳しい状況が分かりませんので、はっきりしたことは言えませんけど、騎手が戒告処分を受けたことはかわいそうだなと思いました。

 ただ、JRAでも、ゲートで馬が突進して扉を開けてしまうと制裁を受けます。ゲートのなかではほとんどの馬たちが戦闘モードです。そのなかで、完璧な状態で、じっと駐立していることはなかなか難しいのです。

 もちろん、余計なことをしないように、横を向けたり、気をそらせたりしています。それでも、興奮して立ち上がったり、突進したりすることに、完璧に対応できないこともあります。

 しかも、いまの時代はレースで初めて乗るケースが多い状況です。騎乗馬について、多くの情報がないと、なおさら大変だったりします。

 見ているとそれほど大変と感じないかもしれませんが、ゲートのなかで騎手は意外と大変なんですよ。 (JRA騎手)