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2019.2.10 17:13

京都記念で乾杯!【居酒屋ブルース】が連勝モードに

 【居酒屋ブルース】日曜京都11R《ZBAT!会員登録だけで閲覧できます》

 【京都11R・京都記念】

 2月3日、健康維持のため&ポケモンGOのタマゴをかえすために散歩していたら、自宅近くの神社に人が集まっている。その日は節分。「鬼は外、福は内」の福豆をもらうため、地元の人たちが集まってきていたのだ。

 通る度に心の中で家内安全を祈っている神社だけに、幸せのおすそ分けをいただこうと思って鳥居をくぐったが、なかなか始まらない。動きがあったと思ったら、氏子総代のおはらいが始まろうとしている。

 次に出てきたのは、お面をかぶった巫女(みこ)さん。角度が悪くて本殿の中で何をしているのか見えない。

 「今からおはらいをします」

 宮司だか権宮司だか禰宜(ねぎ)だか分からないが、神職が本殿から出てきて、われわれに棒に紙垂(しで)のついた祓串(はらいぐし)=大麻(おおぬさ)を振ってくれる。頭を下げて家内安全を祈った。

 時間を見ると、15時20分。あと5分で家に向かわないと、きさらぎ賞の発走に間に合わない。福豆と競馬のどちらが大事かと言えば、間違いなく後者。豆まきの前に神社をあとにした。

 きさらぎ賞は8頭立てながら馬単万馬券、3連単14万馬券の波乱に。予想は外れた。

 だが、勝負レースは次の東京新聞杯。本命の6番人気レッドオルガが直線で鋭い伸び脚を見せて、先にインから抜け出したインディチャンプに迫る。「ユーイチ、ユーイチ!」と画面に向かって応援。2着でゴール板を駆け抜けた。買っていたのは3連複。4300円もついた。おはらいの効果だろうか。

 節分の日にこんなことがあったんですよ。

 カウンター席の隣で飲んでいる常連客のキクタケさんに話していると、スタッフの琢磨が加わってきた。

 「自慢話ですね」

 そうだけど、なにか。

 「『サンスポZBAT!競馬』に出ていた的中告知、読みましたよ。〈東京の芝1600メートルなら…ですか。経験値と予想スタイル、ブレなかったですね。レースは1着インディチャンプ(1番人気)→2着レッドオルガ(6番人気)→3着サトノアレス(4番人気)の決着で《3連複》①・②・⑥は43倍。日曜限定の【居酒屋ブルース】も今季初当たりで払戻金は4万3000円、よっ、“目出鯛”!! 今夜は琢磨くんと喜びを分かち合っているのでしょうか。〉まだ私と喜びを分かち合っていませんが…」

 いま分かち合おうと思っていたんだよ。おめでとう。君と同じ馬を本命にしてよかったよ。いくら取った?

 「居酒屋ブルースと同じくらいですかね」

 それはよかった。今週末の競馬でも喜びを分かち合えるといいね。

 「それはそれで、言いたいことがあります」

 なに?

 「ゴール前で『ユーイチ!』と声を出したと言ってましたが、1着から3着までのジョッキーはみんなユーイチです」

 えっ!? 福永祐一、北村友一、柴山雄一。本当だ。「キタムラ!」だとレイエンダに乗っている北村宏司もいたから下の名前で応援したらこんなことに…。

 「これからはフルネームで応援したほうがよさそうですね」

 そうするよ。ところで、今週の予想は?

 「ところで、ではなくこれが本題ですよね」

 そうだね。

 「京都記念はダンビュライトを狙ってみます。本命不在の難解なレースで、展開次第でどの馬でもチャンスがありそうですが、ダンビュライトはこのメンバー、この頭数なら先行は堅いでしょう。瞬発力勝負では分が悪いので、前めの競馬で持久力勝負に持ち込めば…。松若騎手に乗り替わりということは、ひょっとして逃げるなんてことも」

 共同通信杯は?

 「きさらぎ賞は少頭数での波乱決着。今週も!? アドマイヤマーズは実力実績ともに一枚上手。しかし1800メートルがどうか? 能力だけで、勝ってしまいそうな気もしますが、今回は、鞍上がミルコ・デムーロだけに試走の意味合いが強いように感じます。今週も3歳はディープインパクト産駒で勝負します。もちろん人気薄のほうで。というわけでゲバラが本命です」

 カズマサは悔しそうな顔をしているね。

 「きさらぎ賞の馬券を失敗したので。本命のダノンチェイサーの単勝は取りましたが、3連単を取り損ねてしまいました。ダノンチェイサー1着軸の3連単総流しを買っていれば42点で14万馬券がゲットできたのに!」

 その悔しさを今週の予想にぶつけてよ。本命はなに?

 「共同通信杯はダノンキングリーにしました。先行馬の成績が良く、上がり時計も速いのは◎。なんといっても前走は愛馬を負かしてきているので頑張ってほしいですね。昨日の敵は今日の友作戦です!」

 京都記念は?

 「高齢ながら昨年、重賞2勝を挙げたパフォーマプロミスが本命です。まずは過去10年の前走重賞別成績を見てください」

 GI【6・5・7・18】

 GII【0・1・1・34】

 GIII【2・2・1・17】

 ※左から1着・2着・3着・4着以下

 「前走GI組は半分が馬券に絡む成績を残しています。次に脚質別成績をごらんください」

 逃げ【1・1・1・7】

 先行【8・4・6・21】

 差し【1・4・2・22】

 追込【0・1・1・35】

 「前に行く馬が好成績を残しているので、パフォーマプロミスでばっちりでしょう」

 桃ちゃんはどの馬を本命にしたの?

 「京都記念はステイフーリッシュにしました。京都新聞杯を制した舞台だし、今年初戦の中山金杯でも2着に来ているので。共同通信杯はアドマイヤマーズが勝ちます。200メートルくらい距離が延びても大丈夫。ここでは能力が抜けてます」

 大好きなルメールさんは?

 「先週の東京新聞杯でタワーオブロンドンで裏切られたので…。今回のフォッサマグナは対抗です」

 「こんばんは~!」

 もりやさん、こんばんは。きょうは遅いですね。

 「残業をちょっと。予想大会は終わっちゃいました?」

 大会ではないですが…。あとはもりやさんを待つだけだったので、タイミング良く来てくれました。

 「先週は、きさらぎ賞は大外れでしたが、東京新聞杯をゲット。印は◎インディチャンプ、○ストーミーシー、▲タワーオブロンドンでしたが、居酒屋ブルースと琢磨さんがレッドオルガを本命にしていたので押さえることができました。ありがとうございます」

 どういたしまして。それでは、好調が続いているもりやさんの予想を教えてください。

 「はい! 私の京都記念の本命馬は…ダラララララララララ。◎はタイムフライヤーで、○はステイフーリッシュ、▲はノーブルマーズです! 本命馬はもともと2歳のGIを勝った実力馬。3歳GI戦線では振るいませんでしたが、京都2歳Sで2着、菊花賞で小差の6着だけに京都の相性はいいと思います。前走を叩き台として、今回で久しぶりの勝利を期待してます」

 共同通信杯は?

 「◎フォッサマグナ、○ダノンキングリー、▲クラージュゲリエです。こちらは新馬戦の内容から能力が高いと思って本命にしました。走破タイムも優秀ではないでしょうか。外国産馬&ルメール&藤沢和雄厩舎&馬主の吉田和美さんの組み合わせに期待です」

 みんなの予想が出そろった。

 このところ勝負レースにしていた共同通信杯だが、今年は7頭立てと寂しい。ということで、今年の勝負レースは京都記念にする。とはいえ、共同通信杯の予想も少々。

 バイトの桃ちゃんの言う通り、恐らくアドマイヤマーズが勝つだろう。だが、圧倒的人気になりそうで馬券に妙味がない。

 ここはナイママに期待する。

 ここ2戦の敗戦(東京スポーツ杯2歳S13着、京成杯6着)によって人気はがた落ちだが、コスモス賞1着、札幌2歳S2着はここに入ってもアドマイヤマーズ、クラージュゲリエに次いで威張れるもの。後者のクラージュゲリエは札幌2歳Sで負かしているのだ。実力さえ出し切れれば、ここでも好勝負できる能力の持ち主だと思う。

 ナイママの複勝一本で勝負したい。

 さて、京都記念だ。

 共同通信杯がアドマイヤ“マーズ”なら、こちらはノーブル“マーズ”かとも思ったが、アメリカジョッキークラブカップで本命にしたダンビュライトをもう一度狙う。

 期待した前走は6着。週刊Gallopに載っている「11Rの短評」によると「展開的にはいい位置取りだが、直線で追ってからギアが上がらなかった」とある。「11Rのひと言」欄には「ゲートの中では我慢できていたし、いいポジションで運ぶことができた。イメージしていた通りの競馬はできたが、直線では反応できませんでした」という北村友一騎手の談話が載っている。

 どちらも敗因をつかみかねているようだが、これまでのレースを見る限り、外めの好位を追走するレースが向いているようだ。前走は馬群の中で競馬をしたのがこたえたとみていいだろう。事実、競馬エイトの穴馬ハンター、鈴木ショータ・トラックマンのコラムに、ダンビュライトは「12頭以下で6~8枠に入った場合は②①①着」とある。今回は12頭立ての6枠8番。好走条件に当てはまる。

 しかも、競馬エイトの「この舞台この血統」によると、ルーラーシップ産駒の京都・芝2200メートルでの3着内率は牡馬に限定すれば46%。舞台適性は高い。さらに【2・0・0・0】と好相性の松若風馬騎手に手綱が戻ったとなれば激走しても不思議はない。今回の声援は「マツワカ!」か「フウマ!」で大丈夫。

 ◎⑧ダンビュライト
 ◯②ノーブルマーズ
 ▲⑩ステイフーリッシュ
 △⑦パフォーマプロミス
 △⑪タイムフライヤー
 △⑫マカヒキ

 馬券は今週も3連複で勝負する。

《3連複》1頭軸流し

 ⑧-②⑦⑩⑪⑫(10点) 各1000円

 琢磨くん、今週も本命がかぶったので、レース後に喜びを分かち合おうじゃないか。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇

主な登場人物

カズマサ…ひいきの居酒屋の店主。馬券はデータ派

琢磨…ひいきの居酒屋のスタッフ。好不調の波はあるが、馬券が当たると好調が続く

桃ちゃん…ひいきの居酒屋のアルバイト。馬券のセンスが抜群の競馬女子(UMAJO)。ちなみに、居酒屋ブルースのUMAJOは、酒場のあすピー→バイトのマヤ姉(ねえ)→桃ちゃんと変遷

もりやさん…ひいきの居酒屋の常連客。競馬とお酒が大好き

 ※結果…◎⑧ダンビュライト→▲⑩ステイフーリッシュ→△⑫マカヒキで決着した京都記念。【居酒屋ブルース】は3連複で2万1900円の資金倍増に成功しました。3連単で当たりじゃない?という声もありますが、マイスタイルを貫くのも馬券で長生きする秘訣。東京新聞杯の4万3000円に続いて、いよいよ連勝モードに突入です。

鈴木学(すずき・まなぶ) 関東競馬エイト担当部長 

レース内容、騎手、厩舎

堅め

3連複

プロフィル

第1次東京五輪世代(第2次は2020年に誕生)。1993年2月にサンスポの競馬担当となり、2年間のブランク(運動部デスク)を挟んで競馬にどっぷり漬かっている。サンスポ記者時代は予想コラム「鈴木に学べ」を連載も、たまに「鈴木が学べ」に。

予想スタイル

「3連複の軸馬」を◎にしている。3連単の期待値は3連複の6倍だが、人気馬が1着だと6倍以下になることが多い。人気馬を軸にするのなら3連複の方が得という考え。

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