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2019.2.3 16:41

エイト鈴木学部長も今季初当たり! レッド指名で“目出鯛”!!

【居酒屋ブルース】日曜東京11R

 【東京11R・東京新聞杯】

 ひいきの居酒屋のカウンター席に行くと、常連客のもりやさんが飲んでいた。

 きょうはお一人ですか?

 「今まで宴会をやっていたんですが、飲み足りないというか、まだミラクルの余韻に浸っていたいので一人で飲んでます」

 飲んでいるのは…。「上喜元」の「純米吟醸 出羽燦々」ですか。山形のお酒ですね。

 「上喜元を飲んで上機嫌。なんてね」

 いやいや、上喜元を飲まなくても上機嫌でしょう。なんと言っても3週連続の重賞的中ですから。まさにミラクル。

 「ありがとうございます。シルクロードSは駄目でしたが、根岸Sが◎コパノキッキング、◯ユラノトの本線で決まるとは! 馬単だけでなく◎○2頭軸の3連複と3連単もゲットできました」

 あとで今週の重賞の予想を教えてください。「サンスポZBAT!競馬」のユーザーの皆さんも、一番知りたいのはもりやさんの予想だと思うので。

 「4週連続的中目指して頑張ります」

 「それに引き換え居酒屋ブルースは…」

 はいはい。琢磨くんが言いたいのは分かっているよ。根岸Sはマテラスカイを本命にして轟(ごう)沈。シルクロードSはラブカンプーを◎にして撃沈されたからね。でも、ラブカンプーは琢磨も本命だったよね。

 「その通りですが、根岸Sは◎クインズサターン軸の3連複をゲットしています。やはり、ねぎしだけにクインズサ“ターン”でした。あしたの昼は牛たん三種盛りセットでも食べに行こうかな~」

 それはよかったね。

 「言いたいのは馬券だけじゃありません」

 なに?

 「居酒屋ブルースは、他でもデスノートぶりを発揮しているそうじゃないですか」

 どういうこと?

 「聞きましたよ。稀勢の里の現役最後の一番を両国国技館で見ましたね」

 そうだけど。

 「それと、サンスポの名物コラム『甘口辛口』で、横綱白鵬について『「近いうちに進退を懸ける場所が訪れるかもしれない」と1年前に書いたことをわびたいほど強い』と書いた途端に休場したそうですね」

 だから?

 「つまり、稀勢の里を引退に、白鵬を休場に追い込んだ張本人は居酒屋ブルースではないか、と。まさにデスノートでありキラーコンテンツ。人気馬を殺すだけではないとは、驚くべき破壊力ですね。くわばらくわばら」

 両手を合わせながら、おまじないをとなえないでよ。

 「ようやく馬券が当たったのに、また災難に遭いたくないですからね。ほら、うちの店主もおまじないをとなえていますよ」

 カズマサまで?

 「根岸Sのサンライズノヴァ、シルクロードSのダイメイプリンセスとも期待通りに走ってくれなかったので。くわばらくわばら」

 「これは馬券を当てるしかしないですね」

 琢磨の言うとおりだね。

 「絶好調のもりやさんに乗っかったらどうです」

 それもいいね。

 「プライドってもんがないんですか?」

 冗談だよ。でも、本命がかぶるのはよくあることだからね。そのときは勘弁して。じゃあ、琢磨から今週の本命を聞こうかな。

 「東京新聞杯はレッドオルガにしました。東京コースは4戦して全て馬券圏内。左回りで、馬券圏外だったのは新潟の1戦のみ。人気的にも3連複の軸に最適です。きさらぎ賞の本命はメイショウテンゲン。戦績からヴァンドギャルドが人気を集めそうですが、走破時計を比べるとそこまで差がないように思えます。ならば京都ですし、ディープインパクト産駒でいいのではないか、と。ディープ産駒はヴァンドギャルドを含め、いずれも人気になりそうなので、人気が一番なさそうなこの馬で」

 カズマサは?

 「きさらぎ賞はダノンチェイサーが本命です。まずは過去10年の脚質別成績を見てください」

 逃げ【2・3・0・5】

 先行【5・2・2・27】

 差し【3・1・5・15】

 追込【0・4・3・20】

 ※左から1着・2着・3着・4着以下

 「先行馬が最多の5勝を挙げており、逃げ馬も2勝2着3回と、前にいける馬の成績が良いです。次に当日の人気別成績を見てください」

 1番人気【4・3・0・3】

 2番人気【1・3・4・2】

 「1番人気が勝率、連対率トップで、2番人気が複勝率トップです。ダノンチェイサーは1番人気か2番人気が予想されるので、◎でいいかな、と」

 東京新聞杯は?

 「ロジクライを狙います。昨年、同じ東京1600メートルの富士Sを勝っているので。続くマイルCSは14着と大敗しましたが、これは夏から秋に戦った疲労もあったのでしょう。今回は十分休養をとって、実績のあるコースで復帰。前走GI組は過去10年【4・1・1・17】と勝率17.4%で、1600万下組に次いで勝率が高いです。1600万下組のインディチャンプも気になりますが、東京での実績を加味してロジクライに期待します」

 桃ちゃんは先週の重賞を2つとも的中。おめでとう。

 「ダノンスマッシュは、前日に大坂なおみが全豪オープンテニスで優勝したので、これはサインだと思っていたんです。根岸Sはルメールさんが、ユラノトをきっちり2着に持ってきてくれました。いえーい!」

 今週もその調子でよろしく。

 「東京新聞杯は、今週もルメールさんに期待してタワーオブロンドンです。ルメールさんとのコンビでは【4・1・1・1】。馬券圏外だったのは、12着だったNHKマイルCの1戦のみと好相性。前走のオープン特別はビュイックさんが騎乗して2着でしたが、ルメールさんに手綱が戻ればもっといい競馬をしてくれるはずです。3頭出しの藤沢和雄厩舎で選ぶとしたら、やっぱりルメールさんの馬でしょう」

 きさらぎ賞は?

 「ここはミルコ・デムーロさんのヴァンドギャルドかな、と思っています。前走のホープフルSは最後の直線で2度も不利を受けたので仕方ないでしょう。むしろ3馬身3/4差の6着まで頑張ったことを評価したいですね。東スポ杯2歳Sでは3着でしたし…」

 ユーザーの皆さん、お待たせしました。もりやさんの予想を伺います。よろしくお願いします。

 「はい! 私のきさらぎ賞の本命馬は…ダラララララララララ。◎はヴァンドギャルドで、○はダノンチェイサー、▲はメイショウテンゲンです。本命馬は当然、ホープフルSのリベンジに燃えているので、昨年暮れの2歳GIに続いて再指名しました。直線で前がスムーズにあけば、デムーロが騎乗するならいい脚で飛んでくるでしょう」

 東京新聞杯は?

 「◎インディチャンプ、○ストーミーシー、▲タワーオブロンドンです! 乗りに乗っているシルクレーシングの所有馬を狙わない手はありません。これまで全レースで掲示板を外さない堅実派。ここも強い明け4歳世代が勝つのではないでしょうか」

 みんなの予想が出そろった。

 昨年まで勝負レースにしていたきさらぎ賞だが、今年は8頭立てと寂しい。ということで、今年の勝負レースは東京新聞杯にする。とはいえ、きさらぎ賞の予想も少々。

 本命は、もりやさん、バイトの桃ちゃんとかぶるがヴァンドギャルドにする。理由は桃ちゃんの言う通りなので割愛する。

 印は◎ヴァンドギャルド、◯アガラス、▲エングレーバー、△メイショウテンゲン。ダノンチェイサーが来たらごめんなさい。

 さて、東京新聞杯だ。

 居酒屋ブルースの予想スタイルは、3連複の軸馬を◎にしている。3連単の期待値は3連複の6倍だが、人気馬が1着だと6倍以下になることが多い。人気馬を軸にするのなら3連複の方が得という考えによる。

 そのアプローチで予想を展開すれば、人気はなくても3着以内に来る確率の高い馬を狙うのが一番。そんな馬が今回いる。

 レッドオルガだ。

 この馬の母はエリモピクシー。この母の子供はいずれも東京の芝1600メートル戦を得意としている。

 昨年のNHKマイルCの予想で、居酒屋ブルースはこう書いた。

 〈エリモピクシーは、これまでリディル、クラレント、レッドアリオン、サトノルパンの4頭の重賞ウイナーを産んだ名繁殖牝馬。うち3頭はマイルの重賞勝ち馬で、2015年生まれのレッドアヴァンセもそろそろ重賞タイトルに手が届きそうだ。

 兄姉の中でも重賞6勝を挙げたクラレントは名うての東京巧者だった。東京で挙げた重賞勝ちは3つで、うち2つはマイル戦。東京GIは勝てなかったが、NHKマイルCと安田記念で3着に来ている。しかも前者は15番人気、後者は12番人気でのもの。人気薄でも侮れない馬だった。〉

 NHKマイルCで本命にしたエリモピクシーの子レッドヴェイロンは3着。見事、3連複の軸馬という期待に応えてくれた。これだけではない。その翌週のヴィクトリアマイルでも、エリモピクシーの子は期待に応えてくれた。◎のレッドアヴァンセが3着に来たのだ。

 琢磨が言う通り、レッドオルガのマイル適性も【5・0・1・2】と高い。東京の芝マイル戦では【2・0・2・0】。全て3着以内に来ており、3連複の軸馬にぴったり。絶好調の北村友一騎手が、3着以内に導いてくれるはずだ。

 ◎⑥レッドオルガ
 ◯②インディチャンプ
 ▲⑤タワーオブロンドン
 △①サトノアレス
 △⑩ロジクライ
 △⑮レイエンダ
 馬券はもちろん、3連複で勝負する。

《3連複》1頭軸流し

 ⑥-①②⑤⑩⑮(10点) 各1000円

 本命がかぶった琢磨くん。怒らないで、レース後、喜びを分かち合おうじゃないか。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇

主な登場人物

カズマサ…ひいきの居酒屋の店主。馬券はデータ派

琢磨…ひいきの居酒屋のスタッフ。好不調の波はあるが、馬券が当たると好調が続く

桃ちゃん…ひいきの居酒屋のアルバイト。馬券のセンスが抜群の競馬女子(UMAJO)。ちなみに、居酒屋ブルースのUMAJOは、酒場のあすピー→バイトのマヤ姉(ねえ)→桃ちゃんと変遷

もりやさん…ひいきの居酒屋の常連客。競馬とお酒が大好き

 ※結果…東京の芝1600メートルなら…ですか。経験値と予想スタイル、ブレなかったですね。レースは1着インディチャンプ(1番人気)→2着レッドオルガ(6番人気)→3着サトノアレス(4番人気)の決着で《3連複》①-②-⑥は43倍。日曜限定の【居酒屋ブルース】も今季初当たりで払戻金は4万3000円、鈴木学部長、よっ、“目出鯛”!! 今夜は琢磨くんと喜びを分かち合っているのでしょうか。

鈴木学(すずき・まなぶ) 関東競馬エイト担当部長 

レース内容、騎手、厩舎

堅め

3連複

プロフィル

第1次東京五輪世代(第2次は2020年に誕生)。1993年2月にサンスポの競馬担当となり、2年間のブランク(運動部デスク)を挟んで競馬にどっぷり漬かっている。サンスポ記者時代は予想コラム「鈴木に学べ」を連載も、たまに「鈴木が学べ」に。

予想スタイル

「3連複の軸馬」を◎にしている。3連単の期待値は3連複の6倍だが、人気馬が1着だと6倍以下になることが多い。人気馬を軸にするのなら3連複の方が得という考え。

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