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2019.1.10 16:14

相沢師コラム・トレセン365日WEB版(39)~自己条件で確勝を! エメラルファイト

相沢郁調教師

相沢郁調教師【拡大】

 読者の皆さま、遅ればせながらあけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。今年の競馬始めとなった5日の中山には前年比120%超の5万人近いファンが集まり、売り上げも大幅に伸びました。2019年も順調にスタートできたことに、競馬サークルの一員として喜びを感じています。

 暮れの開催最終日(12月28日)にはうれしいことがありました。ヤングジョッキーズシリーズ・ファイナルラウンド中山1戦に出走したプレシャスブルーが、見事に勝ち納めを飾ってくれたのです。鞍上は栗東所属の服部寿希騎手でしたが、これが何とデビューから通算2勝目。大喜びする姿を見て、こちらもすごくいいことをした気になってしまいました。これまで全く面識がなかったのですが、聞けばお父さんは警察官で競馬とは無縁の家庭から飛び込んだとのこと。私も両親が教師という別の世界で育ったので、何だか親近感を覚えました。若手ジョッキーには厳しい時代で騎乗馬に恵まれない現状ですが、今回の勝利をきっかけにしてほしいもの。真面目な性格に映りましたし、機会があればまた騎乗を依頼したいと思います。

 今週は12日京都・白梅賞(3歳500万下、芝1600メートル)のエメラルファイトが出走。朝日杯FSは大外枠の影響で出遅れて6着に終わりましたが、上がり3ハロンは最速でした。状態はすごくいいですし、クロフネ産駒らしくパワーがあるので今の京都の重い馬場でも大丈夫でしょう。自己条件ならきっちり決めてほしいですね。今年は条件が合えば関西にもどんどん馬を連れて行こうと思っているので、注目してみてください。もちろん、14日の京成杯(GIII、芝2000メートル)に(石川)裕紀人とのコンビで挑むカイザースクルーンも楽しみ。期待の3歳馬たちが厩舎に勢いをつけてほしいですね。

■相沢郁(あいざわ・いくお)

 1959年6月19日生まれ。北海道出身。麻布大学獣医学部で獣医師免許を取得。98年に厩舎を開業。初年度からウメノファイバーが京王杯3歳Sを優勝し、翌年にオークス制覇。2012、13年にJRA賞優秀調教師賞を受賞。これまでにJRA重賞16勝をあげている。趣味はお酒。