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2019.1.10 15:24

【リレーコラム】関西競馬エイト~岩手競馬の春はby高橋賢

高橋賢司

高橋賢司【拡大】

 私の故郷、岩手の競馬が危機にひんしている。

 昨年の7月29日、2着入線後の馬(水沢所属馬)を皮切りに、9月10日(水沢所属馬)、10月28日(水沢所属馬)、12月17日(盛岡所属馬)と立て続けに競走馬から禁止薬物が検出される非常事態となった。

 9月からの3回はいずれも競馬開催が取りやめられ、12月には岩手のグランプリ・桐花賞も中止となる事態に。全頭の薬物検査、警備員の増員、防犯カメラの設置、立ち入り許可証更新基準の厳格化など、組合は事態の収束に向けて動いてはいるものの、それをことごとくかいくぐって第3、第4の犯行が行われているのが何とも不気味。犯人像の推測はここでは避けるが、伝え聞く状況からは、何者かが岩手競馬に対して明確な悪意を持って事に及んでいる可能性がかなり高そうだ。

 若かりし頃は、帰省のたびに盛岡、水沢競馬場に足を運び、岩手競馬を楽しんでいた。スイフトセイダイとグレートホープの2強時代から、モリユウプリンス、トウケイニセイ、メイセイオペラ、トーホウエンペラーなど、数々の名馬のレースも現地観戦した。今は中央競馬のスケジュール上、なかなか帰省の機会に恵まれず、ネットで馬券を購入するぐらいしか岩手競馬を応援する手立てがないのだが、それだけに、オフシーズンの間に何としても原因究明を終え、すっきりとした形で春の開幕を迎えてもらいたい。

高橋賢司(たかはし・けんじ) 関西エイト時計班 

前走

穴、時々本命

人気薄の単勝

プロフィル

関西テレビ「競馬BEAT」解説者、ラジオ大阪「ドラマティック競馬」解説者。馬券は多レース参加型でボヤきも多いが、馬、ジョッキーへのリスペクトは忘れないのがポリシー。

予想スタイル

レース結果の本質を正しく理解し、生で見た感覚も忘れないために、レースの詳細を記録。それを予想に生かしている。基本は攻めの予想だが、レースによって打法、振り幅は変える。

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