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2018.12.7 12:00

【阪神JF】タニノミッション、2歳女王へウオッカVドラマ再演(1/2ページ)

抽選を突破し、ウオッカの子供として初めてGIに出走するタニノミッション。勢いと素質に注目だ(撮影・岩川晋也)

抽選を突破し、ウオッカの子供として初めてGIに出走するタニノミッション。勢いと素質に注目だ(撮影・岩川晋也)【拡大】

 阪神ジュベナイルフィリーズ(JF)の出走馬18頭が6日確定し、GI7勝馬ウオッカを母に持つタニノミッション(栗東・中竹厩舎、牝2歳)が“6分の3”の抽選を突破した。第5子にして初めて母の産駒がGIに出走。“9分の8”をくぐり抜けた母と同じ抽選突破からの2歳女王へ突き進む。

 偉大な母の足跡をたどるかのように、運命の糸がつながった。GI7勝馬ウオッカの5番子タニノミッションが“6分の3”の抽選を突破。きょうだいで初となるGI出走が確定した。

 「よかったです。ここまで順調にこられました。能力は感じるところはありますし、出すことができてよかったです」

 投票所に姿を現した前川助手はいきなり「どうでした?」と報道陣に質問。吉報を伝え聞くと、思わず頬を緩めた。抽選漏れに備え、牡馬相手となる来週の朝日杯FSへも登録を済ませていたほどの期待馬。それだけに2歳女王への第一関門突破に、胸をなで下ろしたことだろう。

 思えば母ウオッカも幸運を味方につけた。2006年のこのレースに2戦1勝の身で挑戦。“9分の8”の抽選を突破して出走すると、強烈な末脚でクビ差差し切ってGI初V。翌年には戦後初となる牝馬の日本ダービー馬になるなど、スター街道を駆け上がった。計7つのGIタイトルを手にしたが、始まりはこのレースでの抽選突破。辻野助手は「お母さんも抽選を突破して名牝の階段を上っていきましたからね」と期待を込めた。

 これまでのきょうだい4頭は父が欧州色の強いシーザスターズやフランケルで、重賞勝ち馬はいなかった。ミッションの父インヴィンシブルスピリットは英国のスプリントGIウイナーで、種牡馬としても数々のGI馬を輩出。母の底力に父のスピードがかみ合い、「スプリント能力の高いところを受け継いだんじゃないでしょうか」と同助手はきょうだいとの“違い”を感じている。

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