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2018.12.7 05:02

31年度調教師試験、小手川助手ら6人合格

異色の経歴を持つ小手川助手は、5度目の挑戦で難関を突破した(撮影・田村亮介)

異色の経歴を持つ小手川助手は、5度目の挑戦で難関を突破した(撮影・田村亮介)【拡大】

 JRAは6日、平成31年度の新規調教師免許試験の合格者を発表した。元騎手の長谷川浩大調教助手(35)=栗・中村=や、一橋大中退という異色の経歴を持つ小手川準調教助手(47)=美・小桧山=ら6人が、難関を突破してライセンスを手にした。

 異色の“元記者トレーナー”が誕生した。小手川助手は名門・一橋大学社会学部に在籍中、現在は休刊となった夕刊紙で競馬担当の記者として働いた経歴を持つ。

 「コメントを取ったり、原稿を書いたりしていましたよ。馬術の経験はありませんが、ファン目線は分かっているつもりです。そこは売りにしていきたいですね」

 トレセンや競馬場で取材し、厩舎関係者の知己を得る中で、転身を決断。大学を中退し、乗馬も未経験の身で、馬の世界に飛び込んだ。師匠である小桧山調教師に背中を押される形でトレーナーを目指し、5回目の挑戦で晴れて合格した。

 目標は「どんな条件でもいいので小手川厩舎としての初勝利」。調教厩務員、助手としての長年のキャリアから、1つ勝つことの大変さは身に染みて分かっている。「本当はダービーや凱旋門賞と言うべきなのかもしれませんが…。達成されたらまた次の目標を考えます」。47歳の知性派は着実にキャリアアップを進めていくつもりだ。(漆山貴禎)

★重賞3勝の元騎手、長谷川助手も突破

 ムチを置いてから6年あまり。元騎手の長谷川浩大助手が新たな道を切り開いた。合格会見に臨んだ表情は晴れやかだ。

 「素直にうれしい。来年で師匠の中村先生が定年しますが、これで安心してもらえるかな」

 騎手としてJRA通算213勝。2006年のGIIフィリーズレビュー(ダイワパッション)を含む重賞3勝を挙げた。中村調教師に受けた薫陶の数々を今後に生かす構えだ。「ファンあっての競馬。しっかりと応援してもらえるように、馬を作っていきたいです」。JRAのGIを全て勝つという大目標に向けて、真っすぐに歩んでいく。