【チャンピオンズC】レースの注目点

2018.11.27 16:59

★ハイレベルな一戦制すのはどの馬か!?統ーダートGI馬6頭にアメリカからパヴェルも参戦

 12月2日、中京ではチャンピオンズCが実施される。同レースは、2013年まで「ジャパンCダート」として実施されてきたが、2014年に中京へ移設され、レース名もチャンピオンズCに改称された。今年のチャンピオンズCには、統ーダートGI4勝のゴールドドリーム(牡5歳、栗東・平田修厩舎)、今年のフェブラリーSを制したノンコノユメ(セン6歳、美浦・加藤征弘厩舎)など6頭の統ーダートGI馬に加え、アメリカからスティーブンフォスターハンデキャップ(GI)優勝馬パヴェル(牡4歳、L.モラ厩舎)が参戦するが、ハイレベルな一戦を制すのはどの馬だろうか。

 なお、チャンピオンズCでは、舞台を中京に移した2014年以降、統ーダートGI優勝馬が4年連続で1着となっている。また、チャンピオンズCは、2012年から1番人気馬が6連敗中。今年のJRAダート重賞の結果を見ると、15戦4勝、2着5回(勝率.267、連対率.600)という成績を残しているが、チャンピオンズCはどのような結果になるだろうか。

★連覇に挑むゴールドドリーム、今年はルメール騎手とのコンビで参戦

 ゴールドドリーム(牡5歳、栗東・平田修厩舎)が、トランセンド(2010・11年)以来、史上2頭目のチャンピオンズC連覇に挑む。同馬は、昨年のフェブラリーSでGI初制覇を達成した後は成績が低迷していたが、R.ムーア騎手とのコンビで臨んだチャンピオンズCで勝利を収め、JRAダートGI2勝目を挙げた。ゴールドドリームは、今年は統ーダートGIに出走を続け、フェブラリーS2着→かしわ記念1着→帝王賞1着→南部杯2着と4戦すべてで連対しているが、果たして、今年もチャンピオンズCを制すことができるだろうか。なお、ゴールドドリームにはC.ルメール騎手が騎乗する予定だ。

★フェブラリーS制したノンコノユメ、セン馬初のJRA・GI2勝なるか!

 ノンコノユメ(セン6歳、美浦・加藤征弘厩舎)が、2000年ウイングアロー、2011年トランセンド、2017年ゴールドドリームに続く4頭目の同一年フェブラリーS&チャンピオンズC制覇を目指す。同馬は今年、根岸S→フェブラリーSを連勝し、東京競馬場で実施されるダート重賞4競走の完全制覇を達成した。その後はかしわ記念、南部杯、JBCクラシックと3戦連続4着という成績だが、チャンピオンズCで今年2度目のGI制覇を遂げることができるだろうか。

 Vなら、セン馬のJRA・GI2勝は史上初、JRAダート重賞5勝は史上4頭目の記録となる。なお、ノンコノユメに騎乗予定の内田博幸騎手は、統ーダートGIで通算15勝を挙げているが、チャンピオンズCは優勝経験がなく、同レース初制覇がかかる。

★ミルコ&クリスチャンの兄弟対決に注目!3歳馬はルヴァンスレーヴなど4頭が登録

 今年の3歳馬の登録は、ジャパンダートダービー、南部杯と統ーダートGIを連勝中のルヴァンスレーヴ(牡、美浦・萩原清厩舎)、JBCクラシック2着馬オメガパフューム(牡、栗東・安田翔伍厩舎)など4頭。3歳馬はチャンピオンズCで2006年アロンダイト以降勝ち星はないが、12年ぶりに勝利を挙げることができるだろうか。

 また、ルヴァンスレーヴ、オメガパフュームにはデムーロ兄弟が騎乗予定で、ルヴァンスレーヴは兄のM.デムーロ騎手、オメガパフュームは弟のC.デムーロ騎手が手綱をとる。11月27日現在、デムーロ兄弟はGIで15回対戦しており、兄のM.デムーロ騎手が10勝5敗と勝ち越しているが、今回はどちらに軍配があがるだろうか。

★ケイティブレイブ&福永騎手の戦法は? 勝てば史上8頭目のダート重賞10勝馬

 ケイティブレイブ(牡5歳、栗東・杉山晴紀厩舎)は、今年、川崎記念、JBCクラシックと統ーダートGIで2勝を挙げている。川崎記念では逃げ切り勝ち、JBCクラシックでは中団から差し切り優勝しているが、今回はどのような戦法で挑むだろうか。同馬には引き続き福永祐一騎手が騎乗予定で、Vなら、史上8頭目のダート重賞(地方含む)10勝馬となる。

 また、チャンピオンズC優勝馬の前走を見ると、JBCクラシック組が最多の5勝を挙げている。JBCクラシック組は、ケイティブレイブの他にも、同レース2着のオメガパフューム(牡3歳、栗東・安田翔伍厩舎)、3着のサンライズソア(牡4歳、栗東・河内洋厩舎)など7頭が登録している。

★松岡隆雄氏の所有馬2頭がエントリー 11年ぶりのJRA・GI制覇なるか

 今年のチャンピオンズCには、松岡隆雄氏所有の重賞勝ち馬2頭が登録している。平安S優勝馬のサンライズソア(牡4歳、栗東・河内洋厩舎)は、前走のJBCクラシックでは1番人気に支持されたが3着という成績。同馬には、テン乗りのJ.モレイラ騎手が騎乗する予定だが、今回は勝利を挙げることができるだろうか。

 Vなら、同馬を管理する河内調教師は2005年の厩舎開業以来初のJRA・GI制覇となる。また、武蔵野Sを制したサンライズノヴァ(牡4歳、栗東・音無秀孝厩舎)は、今年8度目の出走となるが、これまでの7戦はすべて東京で出走し、3勝、2着3回という成績を挙げている。同馬の統ーダートGI挑戦は、今年のフェブラリーS(4着)以来となるが、中京のファンの前でどのような走りを見せてくれるだろうか。

 なお、松岡隆雄氏の所有馬は2007年にサンライズバッカスがフェブラリーSを制しており、今回出走を予定している2頭には、同馬主にとって11年ぶりのJRA・GI制覇がかかる。

★3年ぶりに外国馬が参戦! ドバイワールドC4着の米国馬パヴェル

 今年のチャンピオンズCには、アメリカからパヴェル(牡4歳、L.モラ厩舎)が出走を予定している。同馬は通算12戦3勝という成績で、今年はスティーブンフォスターハンデキャップ(米)でGI初制覇を果たしたほか、ドバイワールドC(UAE)4着、パシフィッククラシック(米)2着などの成績を残している。

 チャンビオンズCに外国馬が参戦するのは2015年のガンピット(香港・16着)以来3年ぶりだが、初来日となるパヴェルはどんなパフォーマンスを見せてくれるだろうか。Vなら、外国馬のチャンピオンズC制覇は、2003年フリートストリートダンサー(米)以来15年ぶり2頭目となる。

 パヴェルにはデビュー以来全レースでM.グティエレス騎手が騎乗しており、今回も同馬への騎乗が予定されている。今回が初来日となる同騎手はケンタッキーダービー2勝(2012、2016年)などの実績を挙げており、その手綱さばきに注目が集まる。

★15年Vのサンビスタに続けるか!牡馬の強豪に挑むアンジュデジール

 JBCレディスクラシックを制したアンジュデジール(牝4歳、栗東・昆貢厩舎)は、今年の登録馬で唯一の牝馬。同馬は牝馬限定戦を中心に出走しており、牡・牝混合戦への出走は今回が3回目となる。

 チャンピオンズCでは、2015年のサンビスタが牝馬で唯一の優勝馬となっているが、アンジュデジールは牡馬の強豪を破り、統ーダートGI連勝を決めることができるだろうか。なお、アンジュデジールに騎乗予定の横山典弘騎手は、チャンピオンズCに過去8回騎乗して2着3回という成績で、同レース初勝利がかかっている。

★JRAダート戦の種牡馬成績で首位 ゴールドアリュール産駒は3頭が登録

 11月27日現在、今年のJRAダート戦の種牡馬成績を見ると、1位はゴールドアリュールで、2位のキングカメハメハ以下に約3億円の差をつけている。ゴールドアリュール産駒は2009年にエスポワールシチー、昨年はゴールドドリームがチャンピオンズCを制しているが、今年も好成績を挙げ、初のJRAダート戦リーディングサイヤーに前進することができるだろうか。

 なお、同産駒は連覇を狙うゴールドドリーム(牡5歳、栗東・平田修厩舎)、サンライズノヴァ(牡4歳、栗東・音無秀孝厩舎)、メイショウスミトモ(牡7歳、栗東・南井克巳厩舎)の3頭が登録している(※メイショウスミトモは11月27日現在、回避予定となっている)

 また、キングカメハメハ産駒はセンチュリオン(牡6歳、美浦・田村康仁厩舎)、チュウワウィザード(牡3歳、栗東・大久保龍志厩舎)が登録している。同産駒は2013年べルシャザール、2014年ホッコータルマエでチャンピオンズC2勝を挙げているが、4年ぶりの勝利を挙げることができるだろうか(※チュウワウィザードは11月27日現在、除外対象となっている)。

★GI初制覇目指す古豪に注目 8歳インカンテーション&6歳ミツバ

 インカンテーション(牡、栗東・羽月友彦厩舎)は、登録馬中最年長の8歳馬。同馬は通算35戦11勝という成績で、統ーダートGIでの勝利こそないが、歴代2位タイとなるJRAダート重賞5勝を挙げている。11月4日に実施されたJBCスプリントでは、8歳馬グレイスフルリープが通算44戦目で統ーダートGI初制覇を決めたが、インカンテーションも8歳にして初のビッグタイトルを獲得することができるだろうか。

 また、同じく統ーダートGI初制覇を目指すミツバ(牡6歳、栗東・加用正厩舎)は、前走の白山大賞典で最下位の11着に敗れており、巻き返しなるか注目される。同馬は通算40戦10勝という成績で、昨年のチャンピオンズCでは6着に入っている。なお、ミツバは2005・08年の優勝馬カネヒキリの産駒で、Vなら、父子制覇となる。

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