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2018.11.8 14:42

【リレーコラム】関西競馬エイト~JBC開催に思うby増井

増井辰之輔TM

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 JRA初の試みとなった京都競馬場でのJBC開催。取材する立場としては交流GI(JpnI)3連発の慌ただしさに戸惑いもありましたが、白熱したレースが堪能できればそれで良し! 個人的には7000勝オーバーのレジェンド・的場文男騎手の騎乗をライブで見ることができたのも貴重な経験となりました。当日は3Rで戸崎圭騎手が年間100勝(6年連続)を達成しましたが、その際にウイナーズサークルのプラカードを掲げたのが大先輩の的場騎手というサプライズも。JRAとNARの橋渡しにふさわしい一幕でした。

 予想するうえで重視したのは京都の「軽いダート」への適応力。例年以上にNAR所属馬は厳しい戦いを強いられると思い、3競走の中で“最も脈有り”と判断したキタサンミカヅキ(JBCスプリント)も、最終的には無印としました(結果は地力を示す3着でしたが…)。さらに不利な要因として挙げられるのはNAR所属騎手の騎乗機会の少なさ。当日は芝の番組が多く、JBC以外で施行されたダートの番組は2レースだけ(ともに10頭立て)でした。ここで騎乗したのは下原理騎手(兵庫)一人で、他のNAR所属騎手はJBCぶっつけ本番という状況。慣れないコースで馬場傾向を把握できないのは大きなハンディとなります。一方で馬券を買うファンの立場からすると、サンプル数の多いリアルタイム情報はぜひ欲しいところ。実際、グレイスフルリープ(ルメール騎手)やアンジュデジール(横山典騎手)のコース取りをパトロール映像で確認すると、当日の馬場傾向を踏まえた手綱さばきだったことがよくわかります。

 次回、再びJRA主催のJBC競走が開催されるようなら、今度は当日のダート番組をできるだけ増やしてほしいと思います。今回の京都でも、土日のレース編成を組み替えるなどして、ある程度の対応は可能だったはず。そこにNAR所属騎手の騎乗がマッチングするようなら、その後のレースプランにも幅が加わり、JBC自体を一層盛り上げることにつながると思います。

増井辰之輔(ますい・たつのすけ) 関西エイト想定班 

血統・直感

大穴

単複

プロフィル

1972年生まれ、大阪府出身、O型。大阪サンケイスポーツ・レース部のアルバイトを経て、関西競馬エイトへ移動。現在は想定班として、池江寿、西園、岩元など14厩舎の取材を担当。

予想スタイル

「変わり身狙い」で本命戦が超苦手。強い馬より、強敵相手にもがいている馬に目が行く。アウトレットの掘り出しモノ、ちょっと釘の開いたパチンコ台が好き。

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