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2018.9.30 05:10

祝!武4000勝!!同級生・池江師が特別寄稿(2/2ページ)

武豊騎手は2005年にディープインパクトでダービーを圧勝。数あるGI勝利の中でも強い印象を残した一戦だ

武豊騎手は2005年にディープインパクトでダービーを圧勝。数あるGI勝利の中でも強い印象を残した一戦だ【拡大】

 「お互い将来は競馬の世界で頑張ろう」なんてドラマのように誓い合うことはなかったけど、ユタカはずっと騎手を目指していた。あれは確か、中学2年生の頃。ユタカのお母さんが「やっちゃん(泰寿)は高校、大学に行ってから調教師になるんだって。同じようにしたら?」って言ったら、ずっとうつむいて返事もしなかった。ユタカも背が伸びてきたから、調教師を目指すのかも…と思ったけどね。その姿に『俺は調教師になるんじゃない。騎手になるんだ』っていう強い意志を感じたよ。

 ここまで、すべてが順風満帆だったわけじゃない。落馬でけがをしてからは、苦しい時期もあった。地方の騎手が移籍したり、外国人騎手がやってきたりした時期と重なったけど、今では勢いを取り戻したね。スケジュールを確認したら、ものすごいトレーニングを積んでいて驚かされたこともあったな。あれだけの才能がありながら、その陰で相当な努力をしている。向上心を失うことがないし、今でも進化していると思う。

 僕には、夢がある。父(泰郎氏)が管理したディープインパクトの産駒で、ユタカと凱旋門賞を勝つこと。それが、究極の目標だ。ユタカも5000勝を目指して頑張ってほしい。その過程で、一緒に夢をかなえたいね。 (JRA調教師)

池江 泰寿(いけえ・やすとし)

 1969(昭和44)年1月13日生まれ、49歳。京都府出身。同志社大卒業後、厩務員、調教助手を経て、2004年に厩舎を開業。06、10年最高勝率調教師、08、17年最多勝利調教師、11、12、15、17年最多賞金獲得調教師のJRA賞を受賞。父はディープインパクトなどを管理した池江泰郎氏。JRA通算4050戦616勝。武豊騎手とのコンビでは、240戦60勝で、うち重賞は6勝(29日終了時点)。

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