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2018.8.8 12:16

【藤代三郎・馬券の休息(47)】「とりあえずビール」の時代は終わった?~新潟旅打ちの楽しみ方~(3/3ページ)

新潟の名酒「八海山(はっかいさん)」

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 今回は大勢で新潟に行ったのだが、そのうちの一人、アキラが日曜の朝に食べに行ったのが、バスセンターのカレー。新潟では有名なカレーで、朝8時に行ったら行列が出来ていたという。そこは立ち食い蕎麦の店であるのに、そのほぼ全員がカレーを頼むというから、すごい。その近くに、イタリアンというこれも新潟で有名なB級グルメを出す店があるが、こちらのオープンは朝10時というのでアキラは断念。そんなのを食べに行ったら競馬に間に合わない。これは焼きそばにミートソースをかけたもの。いや、アキラも私も食べたことはないのだが、そういうものであるらしい。

 私もそのカレーを食べに行こうかと思ったのだが、雨予報だったので(結局朝は降らなかったのだが)、近くの魚沼釜蔵に朝飯を食べに行った。駅前のホテルメッツの1階にある店で、夜は居酒屋なのだが、朝は朝食を食べることが出来る。メッツに宿泊する客でなくてもいいのだ(値段は宿泊客と異なるのだが)。ここに並んでいた味噌が美味しくて、帰りに駅の売店で売っていたものを買ってきたのだが、それが本当に同じものなのかどうか。まだ確認していない。

 食べたことがあるのが、そして今年も食べたのだが、「えび千両ちらし」。新潟名物の駅弁で、今年は競馬場でも売っていた。このネーミングなのに、えびの姿が見えない、というのがすごい。一面に卵が敷きつめられていて、それをめくるとまず鰻が現れる。えっ、鰻? と驚いていると、イカ、こはだ、とろろ昆布と現れて、最後に甘エビが現れる。タレカツ丼(これも新潟の名物だ)が600円なのに、この「えび千両ちらし」は1300円だから高価な部類に入るのかもしれないが、3日間の新潟滞在で食べたなかで「いちばん美味しかった」とはアキラの弁。

 新潟に行かれる方にぜひすすめたいが、日曜の帰りに駅前で軽く飲み,改札前の弁当屋を6時半に通りかかると残っていたのがたった2個。アキラがあまりすすめるものだから私らの仲間がその2個を買うと、あとから来た客が「えーっ、もうないよ」と嘆いていた。人気のある商品なので、ご購入はお早めに。

藤代三郎(ふじしろ・さぶろう)

 1946年生まれ。本名・目黒考二(めぐろ・こうじ)。明治大学文学部卒業後、76年に作家・椎名誠氏と書評誌「本の雑誌」創刊。ミステリーと野球とギャンブルをこよなく愛す。藤代三郎のほかにも群一郎、北上次郎など複数のペンネームを持ち、評論、執筆活動を幅広く展開。著書に「本の雑誌風雲録」「活字三昧」(いずれも目黒考二)や「冒険小説論」(北上次郎)。「戒厳令下のチンチロリン」や週刊ギャロップに創刊より連載している「馬券の真実」をまとめた「外れ馬券は人生である」などの“外れ馬券シリーズ”は藤代三郎として発行している。