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2018.7.11 12:26

【藤代三郎・馬券の休息(43)】福島100周年~抽選賞品は安くても多くの人に出せば歓迎されるのに…(3/3ページ)

週刊Gallop誌上で好評連載中の作家・藤代三郎氏が、競馬にまつわる日常を氏のユニークな視点で綴る「馬券の休息」

週刊Gallop誌上で好評連載中の作家・藤代三郎氏が、競馬にまつわる日常を氏のユニークな視点で綴る「馬券の休息」【拡大】

 「WIN4」は面白いので、出来れば500円くらいでやってほしい。すべての競馬場で開幕週の土日限定。競馬場に来た人だけのお楽しみ企画として定着すれば、開幕を待つ人が増えるかもしれない。そうか、夏競馬限定の企画としてもいいかも。賞品はテレビとかそんな立派なものでなくてもいいのだ。春の府中で、巾着袋を貰うために大勢の人が並んだ光景を思い出す。少ない人に高額の賞品を出すよりも、安いものでも多くの人に出せば、このように歓迎されるだろう。ダービー当日、200円のリボンを買うために行列が出来たことも思い出す。いちばんいいのは、トートバック。正解者がいない場合も、全応募者の中から抽選で配布するのがいい。

 「福島競馬場開設100周年記念」の切手シートも売り切れで買えず、入場ポイントで当たるサンダルも土曜1000人、日曜1500人に当たるはずなのに、行列に並んだ前後の人が当たっているのに、私だけが外れ。ツキのない私だからこそ、多くの人が当たるほうが絶対にいいと思うのである。

藤代三郎(ふじしろ・さぶろう)

 1946年生まれ。本名・目黒考二(めぐろ・こうじ)。明治大学文学部卒業後、76年に作家・椎名誠氏と書評誌「本の雑誌」創刊。ミステリーと野球とギャンブルをこよなく愛す。藤代三郎のほかにも群一郎、北上次郎など複数のペンネームを持ち、評論、執筆活動を幅広く展開。著書に「本の雑誌風雲録」「活字三昧」(いずれも目黒考二)や「冒険小説論」(北上次郎)。「戒厳令下のチンチロリン」や週刊ギャロップに創刊より連載している「馬券の真実」をまとめた「外れ馬券は人生である」などの“外れ馬券シリーズ”は藤代三郎として発行している。