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2018.7.11 12:26

【藤代三郎・馬券の休息(43)】福島100周年~抽選賞品は安くても多くの人に出せば歓迎されるのに…(2/3ページ)

週刊Gallop誌上で好評連載中の作家・藤代三郎氏が、競馬にまつわる日常を氏のユニークな視点で綴る「馬券の休息」

週刊Gallop誌上で好評連載中の作家・藤代三郎氏が、競馬にまつわる日常を氏のユニークな視点で綴る「馬券の休息」【拡大】

 パルブライトが函館記念を勝った日(1998年だ)も福島にいて、午前中にパンクした私は駅前の銀行までタクシーを飛ばした。当時は競馬場の中にも近くにもATMがなかったのだ。で、コワタコワタコワタと叫んだら、斜め前に座っていた中年のご婦人が不思議そうな表情で振り返ったのを覚えている。毎年のように福島競馬場に行っているのだが、いちばん覚えているのが他場で行われた函館記念というのは情けない。

 今年は100周年ということで、競馬場はにぎやかだった。特に、七夕賞ウイークは土曜にオジュウチョウサンが平地のレースに出走したので大変な盛り上がり。いろいろな催しもあったが、そのなかでもいちばん面白かったのは「WIN4」。9R彦星賞、10R天の川賞、11R七夕賞、12R織姫賞という4レースの勝ち馬を2頭ずつ指名して投票するという「福島競馬場100周年特別企画」だが、七夕賞を勝ったのが12頭中11番人気の(4)メドウラークだったから、当てた人ははたしているのか。一応賞品があって、A賞が「3万円分のギフトカード」、B賞が「オペラグラス」、C賞が「ハンカチセット」。これが3名、3名、4名と合計が10名しか当たらないのは考えものだが、当選者がいない場合の賞品がどうなるのか、それは書いていない。催し自体は面白くても、その運営に首をひねりたくなるのは、この「WIN4」以外に、七夕賞の日は「メインレース勝馬当て抽選会」と「100周年記念入場券抽選会」と、合計で3つも応募券が配布されたことだ。それぞれの催しに応募するためには、確定前の勝馬投票券を見せなければならないのだが、「WIN4」は1500円、「メインレース勝馬当て抽選会」は2000円、「100周年記念入場券抽選会」2000円と、なんとすべて応募するためには5500円分の馬券を買わなければならないから、びっくり。これ、高すぎませんか。

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