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2018.6.13 05:01

【沢田康文の欧州リポート】サッカーW杯ロシア大会開催でフランス競馬界にも影響

 4年に1度のサッカーの祭典、ワールドカップ(W杯)ロシア大会が迫ってきた。フランスでは8年前の2010年にスポーツ賭事を解禁とする法改正があり、現在はサッカーやラグビー、テニスなど多くのスポーツの勝敗がギャンブルの対象となっている。勝馬投票券の発売を取り扱う最大手のPMU(場外馬券発売公社)でもスポーツ賭事の発売が扱われており、W杯ロシア大会も全試合でサッカーくじの発売が行われる。

 フランス競馬は日本同様パリミュチュエル方式が採用されているが、スポーツ賭事はブックメーカー式の固定オッズが採用されている点が異なる。ちなみに日本のオッズを見てみると、19日に行われる初戦はコロンビアの勝ちが1・62倍、引き分け3・4倍、日本の勝ちが5・4倍。日本がグループリーグHを首位で通過する単勝は6倍、2位以内で突破する複勝は2・7倍といった具合になっている。

 4年前のブラジル大会ではPMUに8万件以上の口座新設があったそうで、今回も新規顧客が獲得されれば競馬部門へも、多少の好影響があるかもしれない。

 競馬界ではフランスが決勝戦に進出した場合に備えて、17時キックオフの試合を観戦できるように7月15日のメゾンラフィット競馬が通常よりおよそ3時間も早い10時45分からの開催に早められている。今年はフランスにとっては1998年に自国開催で優勝してから20年という節目の年だが果たしてどうだろうか…。 (在仏競馬記者)