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2018.6.13 12:00

【佐藤洋一郎・馬に曳かれて半世紀(39)】サートゥルナーリア快勝!公現祭の名のとおり、救世主が現れた(3/3ページ)

威風堂々の馬っぷり、勝ちっぷりをみせたサートゥルナーリア(左)

威風堂々の馬っぷり、勝ちっぷりをみせたサートゥルナーリア(左)【拡大】

 こうしたPOGの水面下で、若い世代による次元の違う新たな活動が芽生えていた。それは日本独自のサブカルチャー(漫画やアニメ、コンピュータゲーム、SF、ディスコ、アングラ…)の増殖、繁栄に便乗するかのようなパラレルランニング(併走)による「おたく文化」としての台頭だった。その特徴が、学者や専門家より素人として気楽に参画できるディレッタント(好事家)を寄せ集め、錬磨育成しつつ増殖する、癌細胞を持たない(?)組織が構築されていた。POGから足を洗ってから数十年も経って、その存在を目の当たりにし、若い馬友の要望にもこたえていた。類は友を呼びで、数年で40人を超える老若男女が集い、POGによる新たな馬友、親睦の輪は華やかに広がっていった…。

佐藤洋一郎(さとう・よういちろう)

 サンケイスポーツ記者。早大中退後、様々な職を転々とするなかサンスポの読者予想コンテストで優勝。71年にエイトの創刊要員として産経新聞社へ。サンスポの駆け出し記者時代に大橋巨泉の番記者に抜擢されたのが大きな転機に。季節・馬場・展開の3要素を予想に取り入れ数々の万馬券をヒットさせ、鬼才と呼ばれる。