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2018.6.13 12:00

【藤代三郎・馬券の休息(39)】馬旅5000キロ~日本にいながら海外競馬を堪能できる~(5/5ページ)

週刊Gallop誌上で好評連載中の作家・藤代三郎氏が、競馬にまつわる日常を氏のユニークな視点で綴る「馬券の休息」

週刊Gallop誌上で好評連載中の作家・藤代三郎氏が、競馬にまつわる日常を氏のユニークな視点で綴る「馬券の休息」【拡大】

 そういえば、競馬友達4人とアメリカに行ったとき、とにかくあらゆるレースを買った友人がいた。レースが始まるのでモニターを見上げたら、それがハーネス競馬でびっくりという1幕があったことを思い出す。おそらくオーストラリアの馬券ファンも、よく知らずに馬券を買い、モニターを見上げたら漢字表記が出てきて、「えっ、日本のレースだったのかよ」と思ったやつもいたに違いない。ようするに、洋の東西を問わず、馬券を売っていればよく知らないのに何でも買ってしまうやつがいるということだ。

 羨(うらや)ましかったのは、オーストラリアでは2月の段階で11月のメルボルンカップの馬券を発売していること。もちろん出走しなければ没収される馬券だが、こういうの好きだ。いま今年暮れの大一番、有馬記念の馬券を売ってくれたら私、エポカドーロの単勝を買う。

 だめですか?

藤代三郎(ふじしろ・さぶろう)

 1946年生まれ。本名・目黒考二(めぐろ・こうじ)。明治大学文学部卒業後、76年に作家・椎名誠氏と書評誌「本の雑誌」創刊。ミステリーと野球とギャンブルをこよなく愛す。藤代三郎のほかにも群一郎、北上次郎など複数のペンネームを持ち、評論、執筆活動を幅広く展開。著書に「本の雑誌風雲録」「活字三昧」(いずれも目黒考二)や「冒険小説論」(北上次郎)。「戒厳令下のチンチロリン」や週刊ギャロップに創刊より連載している「馬券の真実」をまとめた「外れ馬券は人生である」などの“外れ馬券シリーズ”は藤代三郎として発行している。