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2018.6.13 05:02

【田辺裕信 ゆる~い話】騎手でもジェットコースターは苦手

田辺裕信騎手

田辺裕信騎手【拡大】

 僕たち騎手は、レースでときには時速70キロの速さを感じながら馬に乗っています。だからといってジェットコースターのような乗り物も大丈夫なのかといえば決してそうではないんですよ。他の騎手でも、得意じゃないという話を聞きますけど、少なくとも僕はあまり得意ではありません(苦笑)。

 確かに、真っすぐに速く動いていくのは慣れているからか、速さは大丈夫なのですけど、急降下する動きや横や縦、あるいは斜めに回転するような動きを馬はしませんからね。急降下するときなどに、口から心臓が出そうな感覚は、馬に乗って感じることはないですからね。やはり抵抗があります。

 急降下と似た感覚なのは、障害レースの中山のバンケットですかね。かなりの勾配を下って駆け上がりますから。僕自身はバンケットの経験はありませんけど、乗っていると急降下と感じるかもしれませんね。

 馬に乗ると、目の高さが地面から3メートルほどになります。普段、なかなかこの高さからの視界を経験している人はいないでしょう。僕自身は高いところは特に何も思わないですし、そもそも馬の上が高いという感覚がないんですよね。

 逆に馬に乗っていても、走るときに低い姿勢で走る馬がいると、低いなぁと思うことはあります。地面が近くに感じて、逆に気持ちが悪いですね。

 確かに馬も機敏な動きをしますけど、ジェットコースターのように回転はしませんので、やはり同じような感覚とはいかないということです(笑)。 (JRA騎手)