【藤代三郎・馬券の休息(35)】ターフィーショップで~ついつい気になるマフラータオル~

2018.5.16 12:18

 NHKマイルCの朝、ターフィーショップのワゴンが東京競馬場パドック横の広場に出ていたので見にいくと、レース名入りのマフラータオルが売り切れの表示だった。以前も書いたように私、タオルは山ほど持っているのでもういらないのだ。その日も買うつもりでワゴンに近づいたわけではない。

 だが、売り切れと聞くと、今度は無性に欲しくなる。そこで急いでメモリアルスタンド2階のターフィーショップに行ってみた。フジビュースタンドの2階、西門を入ったところにもターフィーショップはあり、その店頭のワゴンでも販売しているはずだが、メモリアルスタンド2階のほうが穴場だよなと行ったわけである。

 で、無事に入手したのだが、タオルを買うと必ずついてくるクジであたったのが500円の金券。このクジは外れなしで、いつもはD賞のボールペンが当たる。数年前にこのボールベンの仕様を変更して、ちゃちいものになってしまったので購入意欲が一気に冷めたことは以前も書いた。それまでは夏競馬の間と、GIウイークに販売されるレース名タオルを必ず購入していたのだが、ボールペンの仕様が変更になってからは、タオルを見てから購入するか否かを決めている。

 基本的にタオルが好きなので、欲しいタオルというのはあるのだ。レース名タオルの場合、材質は変わらないからあとは色とデザインということになる(ボールペンの仕様を変更したように、タオルの材質も将来的には変更するかもしれないが、現在の材質がいい)。なんなのこの色は、というときがあるのだ。そういうときはいくらタオル好きでも買いません。もうたくさんあるんだし、ボールペンはヘンな仕様になっちまって欲しくはないし。そうか、これは書いておかなければいけないか。問題のそのボールペンの仕様がまた変更になったことを書いていなかった。ずっと以前のものがいちばんいいのだが、そこまでは戻っていないものの、あの「ちゃちい」ボールペンではなくなっていることを報告していなかった。

 C賞が500円の金券で、これは使用できるのが当日かぎり。だから必要ないものを買うはめになる。溜めることが出来るなら、10枚くらい溜めて5000円のものを購入できるが、そういうわけにはいかないのだ。この日も500円券を持ってターフィーショップをぐるぐる回ったが欲しいものはなく、仕方なくダービーポロシャツ2500円を購入。差額の2000円は財布から出した。なんだかなあ。

 B賞はステンレスボトル。これは今年になってから中山で当たったことがある。以前、競馬友達のオサムがパーカーを当てたことがあるので、B賞の商品は時々変更しているのかもしれない。そういえば、A賞は1万円のクオカードとなっているが、数年前に札幌でこれを当てたときは、3000円か5000円だった。どっちだったかは忘れたが、1万円ではない。A賞の商品も変化しているのかもしれない。

 ヴィクトリアマイルの日も、パドック横のワゴンでマフラータオルを購入すると(結局、毎週買ってるじゃん)、またC賞の500円券が当たってしまった。2週連続である。もうボールペンでいいんだけど、仕方ねえなあとターフィーショップで通常のタオルを購入。レース名入りのものは横長というか縦長というか、マフラータイプのものだが、これとは別に、常時販売している通常型のタオルがあるのだ。馬の絵がたくさんついたもので、色はピンクと白と、もう一種は何色だっけ。ようするに3色。このタオルは結構気にいっているので、いまでも未使用のものがダンボール1箱分はある。この通常型タオルには、最近3色以外に販売している新バージョンのタオルがあり、その一つを先日飲み屋に忘れてしまったので今回購入。これは1000円なので差額の500円は財布から出した。なんだかこんなことばかりしている。

 ヴィクトリアマイルの日、昼休みにメモリアルスタンド2階のターフィーショップの前を通りかかると、ワゴンのマフラータオルは全部売り切れていて、そこに「9時45分売り切れ」の表示があり、「全店終了」の文字があった。人気があるんだと驚いてしまった。レース名入りマフラータオルが余ったらどうするんだろうと以前考えたことがあるのだ。レース名が入っているからもう販売することは出来ないし、保管しておくのも邪魔になるし、廃棄処分かなあと思っていたのだが、毎回売り切れるんだろうか。いや、私がそんなことを心配しても仕方がないんだけど。

藤代三郎(ふじしろ・さぶろう)

 1946年生まれ。本名・目黒考二(めぐろ・こうじ)。明治大学文学部卒業後、76年に作家・椎名誠氏と書評誌「本の雑誌」創刊。ミステリーと野球とギャンブルをこよなく愛す。藤代三郎のほかにも群一郎、北上次郎など複数のペンネームを持ち、評論、執筆活動を幅広く展開。著書に「本の雑誌風雲録」「活字三昧」(いずれも目黒考二)や「冒険小説論」(北上次郎)。「戒厳令下のチンチロリン」や週刊ギャロップに創刊より連載している「馬券の真実」をまとめた「外れ馬券は人生である」などの“外れ馬券シリーズ”は藤代三郎として発行している。

閉じる