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2018.5.16 05:02

【田辺裕信 ゆる~い話】パドックからレースの駆け引き

田辺裕信騎手

田辺裕信騎手【拡大】

 パドックで騎手がビジョンに視線をやることがありますが、僕は連続騎乗のときなど、レース番、騎乗馬、馬番などを再確認しています。整列してから、騎乗する馬と違う方向に走っていったり、迷っていたりすると恥ずかしいじゃないですか(苦笑)。他のジョッキーはオッズや馬体重を見ているかもしれませんが、僕は騎乗馬の確認をしています。

 パドックでは、声援を送っていただくことがあります。もちろん騎手には聞こえていますが、それに対応すると『何かあるんじゃないか』と公正性を疑われかねません。なのでリアクションをとることはしません。もちろん、声援はうれしいですし、横断幕もちゃんと見ています。地方競馬に遠征したときに初めて見る横断幕があったりすると目に留まりますし、やはりうれしいものですよ。

 GIシリーズの真っただ中ですけど、パドックやレース前の輪乗りのときは、ほんとたわいもない世間話をしています。『お前、行くのか』『調子どうだ』という会話は、残念ながらありません(笑)。

 大きいレースになると静かに集中されている人もいて、僕は普段通りにしゃべっているので、『うるさい』と注意されることもあるんですよね(苦笑)。でも、それが僕の普段通りですし、もうそこからレースの駆け引きが始まっているということなんでしょうね。

 パドックやレース前のジョッキーの姿に皆さん、いろいろと想像されると思いますが、レースに向けて何か特別なことを表向きにはしないですね。 (JRA騎手)