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2018.3.14 05:02

【沢田康文の欧州リポート】南米チリで72歳騎手が勝利

 5日、南米チリのサンティアゴ競馬場の一般競走で世界最高齢の現役ジョッキー、72歳のエメテリオ・グスマン騎手が勝ち星をマークしたと、ジュールドギャロが報じている。ダート1000メートルの13頭立てのレースで、単勝10番人気18・5倍のラガパチョサに騎乗。(1)番枠から手綱を押して先手を取り、直線に入ってからリードを広げ、後続の追撃を半馬身差でしのいで勝利を飾った。

 同騎手はこれまでおよそ1000勝をマーク。「12歳で馬にひと目ぼれした」と語り、15歳のときにデビューし、今年で58年目というから驚かされる。負傷で一度引退したが、2013年に現役に復帰。昨年も勝利を挙げており、地元の競馬ファンの間では、“ドン・エメテリオ”の愛称で親しまれているという。

 日本の中央競馬では岡部幸雄元騎手が56歳、地方競馬では金沢の山中利夫元騎手が62歳でそれぞれ最年長勝利記録を樹立。フランスでは昨年4月にジェラルド・ギレルモ騎手が記録した64歳での優勝が最高齢記録となっている。70歳を超えた騎手の勝利は世界的でも極めて異例だ。 (在仏競馬記者)