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2018.2.21 05:10

最後まで華あるフトシ…水戸、盟友・小島太師語る(2/4ページ)

70歳を迎えても小島太調教師のダンディーな姿は変わらない。華のある男がいよいよラストウイークに臨む

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 「華のある男」と呼ばれ、騎手時代から数々の名勝負をつくりファンを熱狂させてきた小島太調教師が定年を迎え、サークルを去る。一つの時代が終わるのだ…という感慨が胸をよぎり、寂しさを禁じ得ない。

 それにしても、小島太師ほど大きな足跡をこの世界に残した男は少ないのではないか。ギャンブルという側面が大きく、白い目で見られがちだった競馬を市民権を得るまでに引き上げたのが“ミスター競馬”こと野平祐二氏(故人)で、今の人気を不動のものにしたのが武豊騎手なら、スポーツと娯楽を併せ持つ競馬が大衆に愛された象徴が小島太ではなかったか。

 「最後と言ってもな…。日々同じで、仕事に没頭している。ピタッと辞めてしまったら寂しさもわいてくるんだろう。それにしても、あっという間だったな」

 名馬トキノミノルの栄光とその不慮の死を描いた映画『幻の馬』に魅せられて騎手を目指した。騎手になるには背が大きく、日々、頭のつく狭い押し入れの中で膝を抱えて寝ることで成長を抑えたのは有名な話だ。

 調教師として5つのGIを手中にしたが、やはり騎手時代の思い出が濃いという。中でも「サクラチヨノオーでのダービー制覇は格別だった」と振り返った。岡部騎手のメジロアルダンを差し返しての勝利。その裂帛(れっぱく)の気合に、アルダンが怯んだか…と見えたほどだ。

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