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2018.2.6 05:04

【ズームアップ】競走馬名の文字数制限を掘り下げる!(3/5ページ)

2008年の菊花賞を制したオウケンブルースリ。活躍馬にも、“微妙な9文字馬名”は意外と少なくありません

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 日本馬は9文字までだが、2006年のスプリンターズSを勝った豪州馬テイクオーバーターゲットのように、外国馬が来日した場合は、10文字以上になることも。これは「海外で付けた馬名はそれを尊重する」という国際交流特例規定があるためで、問題はない。

 では、日本馬も文字数を増やせないのか? という声もある。しかし、地方競馬との折衝や、さまざまなシステムの変更など、越えるべきハードルは少なくない。

 「7文字から9文字になったり、使用できなかった文字(ッやヴやヲなど)が使えるようになったりと、馬名制限も変化してきました。長く9文字でやってきて、馬主さんから(文字数増加の)要望がないわけでもありません。そうした意見を排除せず、これからも検討していきたいですね」

 野呂さんは今後の文字数増の可能性に含みをもたせた。実現すれば馬名のバリエーションはさらに増えるはず。尻切れ馬名はなくなるときが来るかもしれない。

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