のちにホープフルSを制すタイムフライヤーを下している京都2歳S覇者グレイルが主役。武豊騎手は2週連続で東京での重賞Vがかかる【拡大】
カフジバンガード(栗東・松元茂樹厩舎、牡)は初勝利が東京芝2000メートル戦で6馬身差の圧勝、続く東京スポーツ杯2歳Sでも4着に入っている実力の持ち主だ。2走前のこうやまき賞では4日のきさらぎ賞で2着に入ったグローリーヴェィズをアタマ差の2着に破っている。前走のシンザン記念は出遅れが響いての5着。スタートに難を抱えるが、2勝を挙げる左回りで巻き返す可能性は十分にある。
ディープインパクト産駒は4頭がエントリー。ブレステイキング(美浦・堀宣行厩舎、牡)は、デビュー戦は出遅れて6着に敗れたが、2戦目できっちりと勝ち上がった。母シユーマが英国、カナダでGIを2勝した良血で、1歳上の全兄は4戦3勝で現在1600万下に在籍するヘリファルテ。出否は追い切り後に決まるが、出走してくればマークは必要だ。また、その僚馬サトノソルタス(牡)は、東京芝1800メートルで新馬勝ちして以来3カ月半ぶりだが、素質は確か。こちらも出否は追い切り後に決まる。どちらか1頭は出走する見通しで、鞍上にはライアン・ムーア騎手が予定されている点も興味深い。