【リレーコラム】東京サンスポ~「持っている」藤田菜七子

2018.1.9 19:50

 藤田菜七子騎手(20)=美浦・根本康広厩舎=が、2018年初勝利を8日に挙げた。成人の日だ。自身は成人式に出られなかったが、勝って自分を祝福してしまうあたり、「菜七子は持っている」といわれる理由だろう。

 で、本当に菜七子は「持っている」のか、を調べてみた。JRA初勝利は16年4月10日。福島で挙げたが、牝馬クラシック第1戦・桜花賞(中山)の当日だった。3勝目の5月15日。これは新潟での勝利だったが、東京では牝馬のGIヴィクトリアマイルが行われていた。さらに4勝目は5月28日の東京。ダービー前日の土曜日だった。日本中の注目が東京競馬場に集まっているタイミングだ。結局、16年は有馬記念前日の12月24日に6勝目を挙げて終了している。

 昨年の初勝利は2月25日。小倉競馬初参戦で勝ち星をマークした。2勝目は桜花賞前日の4月8日。5勝目はまたもダービー前日(5月27日)の東京だった。初めての1週2勝(5月6、7日)や、3週連続V(10月7、14、21日)があったりして、JRA女性騎手として最多の14勝を挙げたうえで、最後は有馬記念ウイークも、12月23、24日(クリスマスイブ)と連日の2着で競馬場を盛り上げている。

 こうしてみてみると、やはりファンの注目が集まるときに活躍しているのは明らかだ。年間に100勝とか、何十勝もして毎週のように勝っている騎手ではない。それでいてこの結果なら「持っている」という印象は間違っていない気がする。

 18年はGI初騎乗を目標に掲げる藤田菜七子騎手。そのときの競馬場の盛り上がりはすごいことになるだろう。やはり、今年も菜七子が注目の的になる一年であることは間違いなさそうだ。

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